【試乗インプレ】エコカー全盛のいま、宝くじを買ってでもレクサス「RC F」が欲しくなるワケ
更新異次元のハイパワーエンジン
さっそく、そこまで拘って作り上げた至極のマシンを公道で走らせてみよう。ブレーキペダルを踏みながらスタートボタンを押して5リッターV8エンジンを始動すると、普段はまず聞くことのないド派手なエンジン音が「ブウォン!!」と一発、あいさつ代わりに車内に響き渡る。「この音はただ者ではないゾ…」。通行人が思わずこちらに視線を向けてしまうほどの迫力サウンドだ。車体が「ボォォォー」と小刻みに、不気味に震える感じがたまらない。これぞ大排気量のスポーツカー。クルマ好きならこの時点で一気に“ヤル気スイッチ”が入るはずだ。
最高出力477馬力、最大トルク54kgmを発生するエンジンは、やはり次元が違った。少し踏むだけでガツンと発進。高速道などで遠慮なく踏み込むと、自然吸気エンジンらしくどこまでも力強く加速していく。思わず「やっぱ速えーな!」と感嘆の声を上げてしまう。5000回転を超えてもピークレスに吹け上がるエンジン音が癖になりそうだが、ちょっと油断するとあっという間に時速100キロを超えてしまうので気を付けたい。本音を言えば「もっと踏みたい。このパワーを解放できるサーキットに行きたい」となる。これだけトルク感に溢れたFR車(後輪駆動)だと、コーナーや急な加速時にスピンする危険性もはらむが、試しに超低速度域から一気に踏み込んだところ、VSC(横滑り防止装置)などの統合制御が瞬時に作動してマシンの挙動をコントロールしてくれた。
期待が高まるコックピット
エンジンの次は足回りだが、そこはサーキット走行もできるスポーツカーらしく、かなり硬く絞り上げている。かといって、不快なわけでもない。F専用のサスペンションが、路面の凹凸やショックを一発で吸収するのがよくわかる。究極の走行性能を追求しているからといって、乗り心地を犠牲にはしていないのだ。














































