【試乗インプレ】エコカー全盛のいま、宝くじを買ってでもレクサス「RC F」が欲しくなるワケ
更新さらに、後輪の駆動力を最適に電子制御する「TVD(トルク・ベクタリング・ディファレンシャル)」を使えば、スポーティーな走りに一層の磨きがかかり、いろんな味付けのドライビングが楽しめる。ちなみに「スタンダード」「スラローム」「サーキット」の3モードから選択可能だ。
ワインディングでは「スラローム」がオススメ。ハンドリングの切れ味が増し、意のままにクルマをコントロールしてコーナーを攻めることが可能だ。後輪はキュッと引き締まる感じがあり、グリップの高まりを実感する。なにか車体に一本の太い軸が通ったかのようなソリッド感を覚える。F専用サスと車体剛性の高さも相まって、高速でターンインしてもまったくロールがない。ボディが常に水平を保つので、コーナーで安定感があり、とにかく速い。これで興奮するなというほうが無理。
TVDを「サーキット」に切り替えると、車体後部がやや沈む感覚があり、後輪が絞り上げられるのがわかる。FR車は高速カーブでテールが外側に流されやすいので、リアを沈めて重心を低くすることで安定感を高めているのだろう。ハンドルは「スラローム」よりも重さが増し、幅255センチ、19インチのワイドタイヤの重みが手に伝わってくる。ドライバーとマシンが融合するような感覚に包まれ、人馬一体の表現がぴったりといった感じだ。ちなみに今回の試乗は神奈川県の大磯町や県央地域の山坂道を336キロ走り、実燃費は6.2キロ/リットルだった。
素人なりに感じたRC Fの魅力
こうして様々なパターンで一般道を走ってみると、RC Fが想像以上に扱いやすいことに驚かされる。基本的にどのエリアにおいても限界性能が高いので、ストレスフリーで走ることができる。高速道での合流、坂道、ワインディング、さらには車庫入れなど、何をするにも無理を強いられず、ハンドル操作に集中できるのだ。“じゃじゃ馬”を手なずけようとする努力は一切必要ないので、プロドライバーでなくても違和感なく日常の足として使える。意外だが、トランクルームだって大きなゴルフバッグが2つ入るほど大きい。実用性はけっこう高いのだ。














































