【試乗インプレ】“21世紀の国民車”新型プリウス、売れまくってるけど肝心の走りは?(前編)
更新ジャンクションのカーブなどで限界に近づくとロールが出始めるが、試乗車は17インチのタイヤを履いていることもあり、けっして不安を感じるような走りではない。乗り心地をとってみても、15インチを履く下位グレードと比較してそんなに劣ることもないだろう。
とりあえず「運転しやすい」のは間違いない
こうして新型プリウスを試乗していると、環境性能を武器にしていた先代からかなり飛躍していることが分かる。クルマの基本性能が向上すれば、必然的に操舵性や安全性も増す。ドライバーは余計な心配をすることなく運転に集中でき、結果としてドライブを楽しむ余裕が出てくる。パッケージの完成度の高さから、トヨタがプリウスを入念に造り上げたことはハッキリと伝わってきた。とりあえず、TNGA第1号車がトヨタの狙い通りに「運転しやすいクルマ」であることは確かだ。
後編「新型プリウス、東京-横浜間のガソリン代が電車賃より安かったという衝撃」では、内装や使い勝手のチェック、燃費性能や総評をお届けします。プリウスはなぜ日本一売れるのか。そして、福山雅治さんが「このプリウス、かなりエロい」と語った理由とは-。お楽しみに。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)
■主なスペック(試乗車)
全長×全幅×全高:4540×1760×1470ミリ
ホイールベース:2700ミリ
車両総重量:1665キロ
エンジン:水冷直列4気筒DOHC
総排気量:1.797リットル
最高出力:72kW(98ps)/5200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgfm)/3600rpm
タイヤサイズ:215/45R17
フロントモーター:最高出力53kW(72ps)、最大トルク163Nm(16.6kgfm)
リヤモーター:最高出力5.3kW(7.2ps)、最大トルク55Nm(5.6kgfm)
トランスミッション:電気式無段変速機
車両本体価格:319万9745円(税込)/2WD



























