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【試乗インプレ】燃費計測は意外な結果に 30万円値下げは安い?高い? VWゴルフ GTE(後編)

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 さらに、この機能と全車速対応・前車追従型のクルーズコントロール機能を合わせ使えば、加減速のためのアクセル・ブレーキ操作も激減して半自動運転状態。もはや発進時のアクセル一踏みだけでよくなってしまう。さすがに信号認識はしてくれないので完全にお任せというわけにはいかないが、長距離の高速道路移動時だけでなく、一般道でも十分使える精度がある。

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 安全機能は高級車並みにてんこ盛り

 このほか、久保田利伸とcharaが出演した小型車up!のCMでおなじみとなった緊急自動ブレーキシステムをはじめ、車線を認識して操舵を電動でサポートするシステム、ドライバーの疲労を検知して休憩を促す警告システムなど、高級車並みのアクティブセーフティー(能動的安全)機能がてんこ盛り。

 万が一ぶつかってしまってからのパッシブセーフティー(受動的安全)性能もぬかりない。サイド、カーテンに加えドライバーの膝までカバーするエアバッグ類はもちろんのこと、ボディー構造は米国の保険会社が行っている最新の(もっとも意地悪な)オフセット衝突実験で最高評価を獲得している。

 日本で最近流れているフォルクスワーゲンのCMで、若夫婦の夫人が街中で産気づき、夫がタクシーを拾おうとしたところ夫人がそれを遮って、道行くある小型車を指さし「あれがいい」とつぶやく、というストーリーのものがある。これはゴルフではなくポロのCMなのだが、後部座席に座った若夫婦の安心しきった笑顔で締めくくられている。ここから読み取れる「フォルクスワーゲンのクルマはあなたの(おなかの中の)命を守ります」という自信たっぷりなメッセージにはきちんと裏付けがあるわけだ。

 なんだか走りのインプレッションに続いて、内外装・使い勝手も絶賛に近い内容になってしまっているが、次はいよいよ肝心の燃費性能を見ていく。

 ツーリング主体では燃費を稼げない

 今回、大阪―志摩間の往復約500キロを走って、満タン法で計測した結果、リッターあたり15.6キロという数値が出た。ハイブリッド走行時の公称燃費は23.8キロだから、公称値の約6割5分。山坂道で使った「GTEモード」で燃費が悪くなったとは言え、行程の大半は順調に流れている高速道路の巡行だったことを考えると、これは意外な結果だ。

 参考までに、以前2リッターエンジンのゴルフ GTIで東京―大阪間を走った際の燃費は15.2キロで、こちらは公称燃費の約9割5分を達成している。さらに、1.2または1.4リッターのエンジンを積むゴルフの下位グレードなら公称値で20キロ前後だから、おそらく今回のGTEよりも低燃費で走れた可能性がある。

このニュースのフォト

  • 志摩の景色、本当に素晴らしかった。駆け足取材ゆえのトンボ帰りが哀しい…ゴルフGTE
  • きめの細かい上質な本革を使ったハンドル。握りが太めでいかにもスポーティー。イメージカラーのブルーのステッチをあしらい、下部にはGTEのエンプレムが。ゴルフGTE
  • 左側がパワーゲージで「10」(100%の意味)を超えた先は「GTEモード」で使われる「エレクトリックブースト」の領域。回生ブレーキが効いている時は針が左側のグリーンのほうに振れる。速度計は右側、回転計はパワーゲージ下部に。ゴルフGTE
  • センタークラスターはカーボン調の模様が入った光沢仕上げ。インフォテインメント画面と空調のダイヤル類はドライバー側を向いている。ゴルフGTE
  • 電気走行関連の画面の一例。走りながらバッテリーを充電するモードも選べる(右下)。ゴルフGTE
  • 空調ダイヤル下の小物入れ。携帯電話や小銭入れに丁度良いサイズ。インフォテインメントシステムに直結するUSB、外部音声入力を各一個装備。ゴルフGTE
  • アルミと本革で仕立てられたシフトレバー。ひんやりした触感がいい。「D」レンジから手前に引くと回生ブレーキが強めに効く「B」レンジ、左へ倒すとマニュアル変速に切り替わる。ゴルフGTE
  • シフトレバー左側に「GTE」「E」各モードの切り替えスイッチ。運転中はシフトレバーの影に隠れて見づらい位置なのが残念。ゴルフGTE
  • カップホルダーはシャッター付き。左側には電磁パーキングブレーキのスイッチとブレーキのオートホールドスイッチ。この機能が渋滞路を快適にする。ゴルフGTE
  • 前席ドア側の空調吹き出し口。ゴルフGTE
  • オートライト機能付スイッチは手前に引くとリアフォグランプが点灯。ゴルフGTE
  • ドアミラーのコントロールレバー。デフォッガー機能付き。ゴルフGTE
  • アルミ製ペダル。右側にもフットレストがあり、クルーズコントロール使用時に右足を置けるのが嬉しい。ゴルフGTE
  • ハンドル太いですねぇ。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • レカロ風バケットシート。座り心地よく、サポートバッチリで疲れ知らず。GTIと共通のブルーのアクセントが効いたタータンチェック柄は女子受け抜群(実体験です)。ゴルフGTE
  • 後席も同柄。アームレストが広めでくつろげる。ゴルフGTE
  • 後席の空調吹き出し口。ゴルフGTE
  • 後席ドアも前席と同じ仕立てで質感高め。ゴルフGTE
  • バックドアのエンブレムはドアノブも兼ねている。「そうくるかぁ」というギミック。ゴルフGTE
  • 後席は右6:左4の分割可倒式。完全にフラットにはならないが、段差がないので使い易い。ゴルフGTE
  • 床下収納がないので、ジャッキや充電用ケーブルなどの付属品はケースに入れられている(上)。カーペットをめくると40リットルの燃料タンクが(下)。バッテリーは後席下に搭載されている。ゴルフGTE
  • バックドアのエンブレムにはもう一つ仕掛けが。リアカメラはここに搭載。シフトを「R」に入れると、カパッと開いて現れる。筆者の汚い膝小僧が写り込んでいますが、ご容赦を。ゴルフGTE
  • 志摩の多島美をバックに。ゴルフGTE
  • ボンネット内のハイブリッドシステム。奥の黒いのが1.4リッターターボエンジン、手前の銀色部分がモーター。パッツンパッツンです。ゴルフGTE
  • パッと見はガソリンモデルと変わらないが、よく見ると…ゴルフGTE
  • グリルからヘッドライトカバーを貫くブルーのラインと向かって左側にブルーの「GTE」バッヂ、バンパー埋め込みのC型ポジションランプは専用装備。フロントのコンビランプがフルLEDなのもゴルフ初。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • ハッチバックというジャンルを確立した初代から変わらぬ、太い「く」の字型Cピラー。ゴルフGTE
  • 開口部を全開にすると、ボディーの他の箇所と比べていかにCピラーが太いかがよくわかる。ゴルフGTE
  • ゴテゴテした余計なラインのないクリーンな造形。人によってはつまらないと感じる?ゴルフGTE
  • 右側のリアコンビランプにはひときわ明るく光るリアフォグランプも内蔵。ゴルフGTE
  • C型ポジションランプに囲まれるように2本のフィンが。ちょっとGTIっぽい造形。ゴルフGTE
  • フロントフェンダーにはブルーのエンブレム。GTIはここが赤い。ゴルフGTE
  • ターンシグナル内蔵の自動格納機能付きサイドミラー。ゴルフGTE
  • キーを携帯して外側に触れると施錠、内側に触れると解錠するドアノブ。実はキーの電池切れに備えた鍵穴も隠されている。ゴルフGTE
  • リアコンビランプもフルLED。GTIやRと同じデザイン。いま流行りの導光式LEDではないが、これはこれでカッコイイ。ゴルフGTE
  • マフラーは左2本出し。ゴルフGTE
  • 小振りなシャークフィンアンテナ。ボディー同色でないのが残念。ゴルフGTE
  • タイヤサイズは前後とも225/45R17。大径ディスクブレーキに青く塗られたキャリパーが映える。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • 同様のプレスラインが前後ドアをも一直線に貫き、直線基調の造形を強調。ゴルフGTE
  • ゴルフGTE
  • 隙間なく詰め込まれたハイブリッドシステム。あれ?フロントエンブレムが…ゴルフGTE
  • パカッと開いて…ゴルフGTE
  • 中から充電用端子が。そう言えばプラグインハイブリッドでしたね。ゴルフGTE

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