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【試乗インプレ】“味”にうるさいユーザーも納得の完成度 BMW・218d グランツアラー(前編)

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 借り出した時点でオドメーターはたったの30キロ弱とほぼおろしたて。慣らし運転が終わっていない状態でこれだけスムースなのだから、走行1万キロを超えて当たりがついてきたらどうなるのか…と思うくらいにほれぼれするエンジンだった。

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 国産乗用ディーゼルの雄であるマツダのエンジンも素晴らしいが、BMWはよりスポーティーであり、汎用性と洗練度が一段上という印象を持った。

 ここ数年、BMWの各車種で、モデルナンバーに「d」のついたディーゼル仕様モデルを街で見かける機会がとても多くなった。ディーゼルにまだ偏見の残るこの日本で、しかもエンジンの“味”にうるさいユーザーが多いはずのBMWで、これほどディーゼル仕様車が売れている理由がようやくわかった。ちょっとの試乗でもすぐにわかるほどに完成度が高いということだ。

 このエンジンに難点があるとすれば唯一、その音色だけだろう。こればかりはディーゼルである以上諦めるしかないが、キャビン内のドライバーには(少なくとも雑な響きは)ほとんど聞こえないのだから、「慣れる」と決めてしまえば欠点にはならないのかもしれない。

 私自身、マイナスポイントとまでは感じなかったし、もし自分が2シリーズのFFツアラー系を買うとしたら、多分ディーゼル仕様モデルを選ぶことになるだろう。

 さて、次週の後編では外観・内装と使い勝手にフォーカス。質感は価格に見合った仕上がりか、ミニバンとしての居住性、積載性は…などなど、走りが上質だった分、少しハードルを上げて検証していく。お楽しみに。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)

基本スペック

BMW・218d グランツアラー 8AT

全長/全幅/全高(m) 4.565/1.8/1.645

ホイールベース 2.78m

車両重量 1,610kg

乗車定員 7名

エンジン 直列4気筒 ツインパワー・ターボ・ディーゼル

総排気量 1.995L

駆動方式 前輪駆動

燃料タンク容量 61L

最高出力 110kW(150馬力)/4,000rpm

最大トルク 330N・m(33.7kgf・m)/1,750rpm~2,750rpm

JC08モード燃費 21.3km/L

車両本体価格 402万円

このニュースのフォト

  • 秋を迎え、色づき始めた嵐山の木々と名所「渡月橋」を背景に。BMW・218dグランツアラー
  • 一目でBMWとわかる面構え。BMW・218dグランツアラー
  • 真正面からの画像だけだとセダンのようにも見えるが…BMW・218dグランツアラー
  • ミニバンでーす。BMW・218dグランツアラー
  • BMW・218dグランツアラー
  • 前後のドアを貫くプレスラインがなければBMWとは気付かないほどのシルエット。BMW・218dグランツアラー
  • 導光式LEDの採用など、灯火類にかろうじて“らしさ”が残る。BMW・218dグランツアラー
  • 灯火類を点灯させるとこんな感じ。BMW・218dグランツアラー
  • 今回の影の主役、2リッターディーゼルターボエンジン。BMW・218dグランツアラー
  • ほれぼれするほど、洗練されたディーゼル。ガソリンエンジンと遜色ない上品さとパワーを兼ね備えている。BMW・218dグランツアラー
  • タイヤサイズは前輪(右)後輪(左)ともに205/60R16と乗り心地重視の設定。でもブレーキディスクはデカい!BMW・218dグランツアラー
  • なぜか女性に人気があるらしい、おなじみプロペラエンブレム。BMW・218dグランツアラー
  • キドニーグリルはもちろん、イカリングヘッドライトなど、ディテールはBMWそのもの。BMW・218dグランツアラー
  • ミニバンとしては小振りなドアミラー。もうちょっと大きいほうが使いやすいかも。BMW・218dグランツアラー
  • シャークフィンアンテナ(うえ)、フュエルリッド(左)、前席ドアハンドル(右)。BMW・218dグランツアラー
  • トレンドの導光式LEDを採用したテールコンビランプ。BMW・218dグランツアラー
  • 3列目シートアレンジの様子など、内装のディテールは次週のお楽しみ。BMW・218dグランツアラー
  • 小型SUVのX1と共通パーツの多いインパネ。ベースグレードでも各パーツの質感は高い。BMW・218dグランツアラー
  • X1同様、横置き前提でボンネットを短くしたことで、前後に長いキャビンを実現。BMW・218dグランツアラー
  • 京都・嵐山の名所「渡月橋」を背景に。BMW・218dグランツアラー

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