【試乗インプレ】大人向け乗り味のマツダ・ロードスターRFでしまなみ海道をゆく(前編)
更新もっとアグレッシブに走りたい時には、シフトレバー根元のスイッチでスポーツモードをオン。高回転型変速プログラムに切り替わり、アクセル操作へのレスポンスも鋭くなる。それでも物足りなければ、パドルを使ってより積極的にエンジンとシフトを操って走ろう。MTのメカニカルなフィーリングにこだわらないのなら、ATでもちゃんとスポーティーさを味わえる。
オープンのAT仕様というと、以前ダイハツ・コペンに試乗したけれど、あれはミッションがCVTだったので、マニュアル変速モードに切り替えないとエンジン音と加速感がかみ合わないCVTっぽさが残ったが、RFはトルコンATだからそういった違和感がないのもうれしい。
絶景哉!しまなみ海道
山陽道を走る車窓から見える日陰の山肌には残雪が見られた。実は取材前日まで中国四国地方は雪。幸い日本海側に比べて広島の積雪量は少なかったようで、当日には路面は完全に乾いており試乗には支障なし。広島出発時は曇天だったものの、山陽道からしまなみ海道に入ったあたりから雲間から日が差してきた。
尾道対岸の向島から因島に渡る因島大橋のところで一気に眺望が開け、「お!おおおおおおっ!」思わず叫んでしまった。橋の上からの視界は明瞭。瀬戸内の小さな島々、航跡を引きながら行き交う船舶がよく見える。仕事とは言え「来て良かった(役得!)」と心の底から思える実に美しい景観だった。
四国に渡る一つ手前の島、愛媛県今治市大島で一旦しまなみ海道を降り、亀老山展望台に登る。眼前には全長4105メートル、世界初の3連吊り橋である来島海峡大橋。四国との間に浮かぶ小さな島を縫って長い吊り橋がかけられたその眺めはまさに絶景。夕日に照らされた水面と島と橋のシルエットが織りなす景色にすっかり心を奪われ、しばし時間を忘れて見入ってしまう。
しまなみ海道と言えば、自転車乗りの聖地として名高いが、なかなかどうしてドライブ好きも一度は走ってみるべき道だと確信した。
独特の旋回感は健在
話をクルマに戻そう。しまなみ海道を終点の愛媛県今治で降り、初日の宿泊地である道後温泉へ。その途中でちょっとしたワインディングロードを抜けた。右に左にハンドルを切っていくと、自分の体を軸にノーズがスッと入り込んで狙いどおりに曲がっていくあの旋回感はロードスターとまったく同じ。





















