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【試乗インプレ】大人向け乗り味のマツダ・ロードスターRFでしまなみ海道をゆく(前編)

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 ピラーを残してまで、同じホイールベースにこだわったおかげで、ロードスターの一番おいしい部分はちゃんと継承されている。「おー、コレコレ!こうじゃなくちゃね」と独り言も出てこようというものだ。

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 高速巡航時はそれなりにうるさい

 ここまでほぼべた褒めで書いてきたが、高速巡行時の遮音性についてはいま一歩と感じた。

 市街地走行では期待以上に静かだったが、時速100キロに近づくにつれて遮音限界を超えるようで、速度を上げるごとに予想以上に各種ノイズの音量が上がってくる。オープンカーに乗り慣れていない人なら「うるさい」と感じる程度に、屋根付きの車種とは歴然とした差があった。長距離ツーリングではノイズに起因する疲れもあるかもしれない。それでも(これはロードスターも同じだが)、助手席の人と会話ができなかったり、オーディオの音が聞こえないというほどではないので、不快とまでは言えないと思う。

 ちょっと厳しめに評価しているのは、ロードスターと比較したときに、RFが多くの要素で「上質感」を達成しているなかで、高速走行時のノイズに関しては改善の余地ありと感じたからだ。ここが改善されるとRFの完成度はグッと高くなるはず。今後の商品改良に期待したい。

 開放感はロードスター>RF>>>>>キャンバストップ

 オープン走行時はロードスターとあまり変わらず、窓を閉めた状態での風の巻き込みが少し減ったかなと感じる程度。もともと幌屋根のロードスターでもすでに不快な風の巻き込みはないので、開けっ放しでの高速道路巡行も全然OK。

 開放感については、正面を向いて運転しているときはロードスターとの差はほぼない。しかし、左右ドアミラーなどに目を配った際には視界の端にピラーが映ってフルオープンのクルマでないことに気付かされ、開放感が少しスポイルされる。このあたり、やはりフルオープンになるロードスターやコペンには及ばない。

 とは言え、サンルーフや、フィアット・500、ルノー・トゥインゴなどのキャンバストップ仕様などとは比べものにならないくらい開放感が高く、風を感じて走る感覚はフルオープンに極めて近い。

 クルマの構造上最も近いのは同じくタルガトップタイプのS660だが、風の巻き込みはRFの方が少ないので、快適性ではRFの勝ち。

このニュースのフォト

  • 幌屋根ロードスターの米国仕様にも積まれている2リッターエンジン。本文下リンクのロードスター試乗記事に添付されている1.5リッターエンジンと比べてみよう。RF
  • しまなみ海道、瀬戸田PAにて。後ろは生口島と大三島をつなぐ多々羅大橋。ロードスターRF
  • 来島海峡大橋とロードスターRF
  • まずはオープン状態で正面から半周してみる。ロードスターRF
  • 新色のマシーングレーメタリックは光の加減でガンメタにも黒にも見える不思議な色合い。ボディの抑揚がよくわかる色でもある。ロードスターRF
  • 全長は幌屋根のロードスターと同じなのに、なぜかよりコンパクトに見える造形。ロードスターRF
  • デザイン上の特徴はこのアングルから見るともっともわかりやすい。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • 次は屋根を閉めてまた半周してみる。ヘッドランプも点灯。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ルーフの分割線が見えなければ屋根が開くとは思えないほどに形が整っている。ロードスターRF
  • そうか、こっちが標準形態なんだな。ロードスターRF
  • ロードスターRF
  • ルーフの分割線。これがどう折りたたまれるのか…ロードスターRF
  • リヤウインドーはガラス製。ロードスターRF
  • ご開帳!ロードスターRF
  • 前後輪ともにサイズは205/45R17。幌屋根ロードスターから1インチアップして太く、ブレーキディスクも一回り大きい。ロードスターRF
  • 銘柄はブリヂストン・ポテンザS001。ロードスターRF
  • 大島の亀老山展望台は迷路のような不思議な構造。ここからの眺めは次フォトに。ロードスターRF
  • 四国・愛媛は今治へと渡る来島海峡大橋が一望できる。【試乗インプレ】ロードスターRF
  • 橋から左にレンズを向けるとこんな眺め。左はうどん県方面だ。【試乗インプレ】ロードスターRF
  • 夕暮れ時の今治市大島の亀老山展望台駐車場にて。眼下には来島海峡大橋。ロードスターRF

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