試乗インプレ

実直の権化がプレミアムブランドの牙城に挑む VW・アルテオン

 パサートばかり持ち上げてしまったけれど、四輪駆動が必要ならアルテオン一択となる。FFしかないパサートの2リッター版最上位モデルとの40万の価格差を許容できるなら悪くない選択かもしれない。

 他社ライバルの価格設定は、BMWの4シリーズグランクーペの四駆仕様が633万円から、アウディ・A5スポーツバックのクワトロ(四駆)は686万円からとやはりお高い。それぞれアルテオンとの価格差は約90万円と140万円で、お得感では圧倒的にアルテオンに分があるし、BMWもアウディもVWに比べてオプションの単価が高めに設定されているので、最終的な支払額ではもっと差が開く。

 しかしライバルにはブランド力の強さに加え、BMWはミッションが8速、アウディは内装の質感が数段上と高いなりの理由もあって、なかなか悩ましい。

 また、既存VW車とプレミアムブランドの隙間を狙う絶妙な価格設定、と見ることもできる。松・竹・梅と並べられると竹を選びがちな日本人の心理を狙っているのかもしれない。

 お得感と外観デザインの魅力で、どこまでライバルの牙城を崩せるか、要注目である。▼【試乗インプレ】のアーカイブはこちらから

■基本スペック

フォルクスワーゲン・アルテオンR-Line4MOTION Advance 7DSG

全長/全幅/全高(m) 4.865/1.875/1.435

ホイールベース 2.835m

車両重量 1,720kg

乗車定員 5名

エンジン 直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ

総排気量 1.984L

駆動方式 四輪駆動

燃料タンク容量 66L

最高出力 206kW(280馬力)/5600rpm~6500rpm

最大トルク 350N・m(35.7kgf・m)/1700rpm~5600rpm

JC08モード燃費 13.3km/L

車両本体価格 599万円

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