CAのここだけの話♪

〈オランダ流働き方〉社員の幸せが仕事の充実につながる

 「公私混同でしょ!」と日本ではなかなか許されなさそうですが、さすがは合理的なオランダ。「社員がハッピーであればあるほど、お客様にもハッピーなサービスができる!」というごくシンプルな考え方なのです。ですから、お客様にサービスするためキャビンに出るとき、同僚間でお互いに「Veel plezier!(楽しんで!)」と声を掛け合います。

 私も友人や家族を自分の乗務便に連れて行ったことがありますが、自分が楽しいと単純にやる気がでるのですね。

 逆に言うと、失恋が理由だとしても心が元気でないときは、安全なフライト業務を遂行できないと見なされ、病欠をするように言われているくらいです。

▽ワークライフバランスと柔軟な働き方

 会社はマンパワーの余裕のあるときはできる限りリクエストを叶えてくれようとします。社員の幸せが仕事の充実にもつながることを、オランダ人は体験的に知っているのです。その証拠に、この会社が嫌で辞めたい、という日本人の同僚に今まで会ったことがありません。

 私の以前のマネジャーは月火木の週3日勤務でした。メールを出すと返ってくるのは大体「Out of office(オフィスにいません)」の自動返信(笑)。彼女のいない日はアシスタントが対応します。

 私たちのスケジュールを管理するスケジューラーも、午後2時半以降に電話すると既に帰宅しておりオフィスにいません。朝早く出勤して午後はさっさと帰り、家族やプライベートの時間を充実させています。

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