CAのここだけの話♪
〈オランダ流働き方〉社員の幸せが仕事の充実につながる
皆がバカンスをしっかり取るし、同じ社員がいつもオフィスにいるわけではないということを分かっているので、お互いに対応も慣れている。社会的に合意があるため問題にならないのです。
▽オランダ国王も「同僚」なんです!
ワークシェアリングの国オランダでは、地上社員もCAも、パートタイム制を活用して家庭や他の仕事とバランスをとっている人が多いです。
家庭とCAを両立するだけでなく、副業とCAを両立している人もたくさんいます。医師、俳優、弁護士、モデル、実業家、心理カウンセラーなどと職種は実に様々。子育てや副業から得た多様なスキルや経験は機内で当然生かすことができますし、その逆も言わずもがなですよね。
余談ですが、オランダ国王もわが社のパイロットとして、パートタイムで働いているのです! 民間の会社で一般人と働くことは国王として非常に大事な経験なのでしょうね。国の有事にすぐにオランダに戻れるように、日帰りができるヨーロッパ線のみ乗務しています。仕事中は同僚とはお互いにファーストネームで呼び合うそうですよ。
【プロフィール】木村友香
きむら・ゆか 慶応義塾大学卒業後、日本企業を経てオランダの航空会社に入社。日本人CAとして8年。中国・北京に5年半在住経験があり英語と中国語を話す。趣味は旅と食べ歩き。
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このコーナーはエアソルに登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。内容は随時更新します。エアソルはPR、商品開発、通訳、現地リサーチ、ライター業務等、現役CAの特性を活かせるお仕事を副業としてご紹介しています。