CAのここだけの話♪
〈知識で勝負!〉目は鷹のごとく…七変化しても驚かないで?!
◆ギャレーとキャビンは別世界…
ほかにも「言語バリア」や一般的なキャラクターなどの情報が共有されます。路線ごとにお客様を“deal with(扱う)”する方法を知っておくことが不可欠であり、私たちはお客様にとってより良いCAであるために、路線ごとにまるで別人のように変身するのです。
お客様を過度にお待たせすることなく適温で適したメニューをご提供するために、ギャレー(キッチン)はまるで戦場のように慌しくなっているのをご存じでしょうか。
お客様とカーテン1枚を隔てたその先では、ギャレーマネジャーを中心に乗務員が狭いギャレーでバタバタと働いているのです。1度離陸してしまったら、機内にあるもので何とかお客様の要望に応えなければならないのも私たちの仕事の一つ。ミールが足らない、スペシャルミール(アレルギーやベジタリアン用等特別メニュー)が足らない、などは断じて許されません。
そのためにも、地上でケータリングスタッフとしっかりとした情報確認が行われます。「かしこまりました。」と落着き払い、微笑みながらゆっくりと進むカーテンの向こうでは、別人のように俊敏に駆け回っているのです。
◆安全のためなら目の色も変わります
先ほど私たちCAにとって最も大切なことはお客様の安全と申し上げましたが、実際に私たちの目の色が一番変わるのはこの“安全”に関わることです。お客様をお出迎えする際、CAはお客様の目を見てお一方お一方ご挨拶を致します。
接客業の一つの仕事として笑顔でご挨拶をするのはもちろんですが、その笑顔の裏では保安員としてチェックしています。泥酔しているお客様はいないか、不審な動きをするお客様はいないか、体調不良に見えるお客様はいないか等、鷹のように鋭く目を光らせて見極める瞬間でもあるのです。