CAのここだけの話♪
〈知識で勝負!〉目は鷹のごとく…七変化しても驚かないで?!
筆者は特に日本線では体調不良のお客様がいないかに気を付けております。特に日本に向けたフライトでは、どのお客様も日本から遠く離れた地でで数日間観光された方ばかりです。慣れない地での滞在・食事・気遣いで心身ともにお疲れの中で飛行機に乗るわけなので気を使います。
まして私の会社は日本人乗務員が極めて少ないので日本人乗務員が接客させて頂く可能性は非常に低いです。お客様によっては、前のフライトでは「言語バリア」から誰にも言えなかったというケースもしばしばなようです。
◆ジムにも行きます、そのワケは…
さて先ほど申し上げたように鷹のように鋭い目も持つ私たちCAですが、一番に垣間見えるのはメディカルシチュエーションでしょう。筆者も3年目とはいえ数えきれないくらいにメディカルシチュエーションを目の当たりにしてきました。飛行機という非日常的な環境は、自身の想像以上にお客様を心身共に疲れさせます。
それまでにこやかに華やかな声色で接客している私たちCAも、いざ何か起こると、野太く鋭い(!)通りやすい大きな声と素早いとっさのファーストエイドが行えるように訓練されています。正しい知識を持って、すぐにお客様の情報を集めて適した対応することが必然の仕事なのです。
筆者がエコノミークラスで働いていた際、ご搭乗中の皆様をにこやかにご挨拶してお迎えしていたなか、体調不良に見えたお客様の腕を急にパシッと掴んでお止めして、お客様方に大変驚かれた(怖がられた?)こともございます。
筆者はいざというときのため(CPR=心肺蘇生法=は案外体力も筋力も必要なのです…)ジムにも通っています。周りを見てもジムに通う乗務員は大変多いです。