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海外情勢
ネット接続イライラ… 中国の激しいグローバル情報戦
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10月後半からのネット回線の悪化には神経をすり減らされた。内外のネット網への接続が急に困難になり、メールは送信できず、受信も数日遅れで届くといった具合。本社への記事送稿も四苦八苦で、血圧が上がる一方だった。
北京では今月8日から次代の党・国家指導者を選出する共産党大会が開かれた。これに向け党内各派が入り乱れて政敵を攻撃するなど、自派を有利にするための激しいネット戦を展開。
それも香港、台湾や欧米華人社会を巻き込んだグローバル情報戦だ。最高指導部入りが有力視された薄煕来前政治局員を失脚に追い込んだ、王立軍・重慶市副市長の米総領事館駆け込み事件を最初に暴露したのも、在米華僑系ネットだった。
それだけに党大会直前に破天荒な暴露合戦で政治混乱を招かぬよう、公安・情報の関係当局が数万人とも称されるネット監視網を一段と強化して外国メディアなどを見張ったようだ。
だが予想通りというべきか、大会の開幕前日からネット接続が急にスムーズになり、メールも当日に届くようになった。
時代を画する大行事の国際報道に混乱を来しては、共産党政権のメンツも立たないからだろう。ともあれ、北京勤務はイライラとハラハラの連続だ。(山本勲)