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【真夏の討論(2)TPP】平将明・経産政務官 日本の成長戦略に不可欠

ニュースカテゴリ:政策・市況の国内

【真夏の討論(2)TPP】平将明・経産政務官 日本の成長戦略に不可欠

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インタビューに答える自民党の平将明衆院議員=衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)  日本が7月から交渉に参加した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)では、自民党が「聖域」と位置付ける農産重要5分野の関税は守られるのか。自由貿易推進を唱える平将明経済産業政務官、関税死守を訴える自民党の小里泰弘農林部会長に聞いた。(岡田浩明、水内茂幸)

 --日本がTPP交渉に参加するメリットは

 「そもそも自由貿易推進は日本の経済政策の柱だ。対日投資をしやすいビジネスや、国際的な自由貿易のルールづくりに参加するのは日本の利益になるし、参加は当然だ」

 --政府は成長戦略の柱と位置づけている

 「日本経済が停滞する構造的な要因として少子高齢化がある。減少する国内需要をカバーするには、海外から多くの人にビジネスや勉強、観光で日本に来てもらわなければならない。その意味でもTPPは日本の成長戦略に欠かせない」

 --なぜTPPなのか

 「今後、最大の市場となるアジア全体でどういうルールをつくるかだが、法体系が違う巨大国家・中国を含めた国際的なルールをどうつくるかが重要だ。その前段階としてTPPを進める必要がある」

 --日本はコメなど重要5分野を関税撤廃の例外扱いにすることを目指している。守ることはできるのか

 「5分野は『国益として守る』というのが大前提だ。TPPは高いレベルでの自由貿易環境を実現しようということだが、交渉の中で、守るべきものは守りながら、どう高いレベルの枠組みを目指すかということに尽きる」

 --守れなかった場合は

 「繰り返しになるが、現時点で5分野の関税を守るのが大前提。『守れなかったら…』という質問には答えられない。ただ、政府として最強の交渉チームをつくったつもり。合宿もして国益を守るべく臨んでいくという意欲、やる気を評価してほしい」

 --とはいえ、農業団体の不安は根強い

 「これはTPPの問題と切り離してやるべきことだ。高齢化が進む農業が今のままでいいとは誰も思っていない。生産性や競争力を高めるなど、やっぱり変えていかなければいけないというのは、広くコンセンサスを得られると思う。TPPがあろうが、なかろうが、きちんと手当てする必要がある。TPPと結びつけて議論すると誤解を受けやすい」

 --交渉では守秘義務があるため、国民は交渉過程が見えないとの指摘も

 「大事なのは政府が守ると言ってきたことと、政府が努力した結果が違うものならば国会の承認が得られない。議会は国民の代表だから、納得してもらえるような成果を得るために頑張るしかない」

 ■たいら・まさあき 昭和42年、東京都生まれ。46歳。早大法卒。東京青年会議所理事長を経て平成17年の郵政選挙で初当選。衆院3回。

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