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小泉元首相が記者会見 詳報(上)「望ましい方向に首相の権力を使って」

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小泉元首相が記者会見 詳報(上)「望ましい方向に首相の権力を使って」

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 小泉純一郎元首相が12日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見した。質疑部分の詳しいやり取りは以下の通り。

原発ゼロ

 --原発ゼロの流れをどう実現していくか。小泉氏はどういう役割を果たすのか

 「今日の新聞に(自民党の)石破(茂)幹事長の談話が載っていた。『小泉さんの方向と違わない』という発言だ。随分、違ってきたなと思う。方向性は同じだ。確かに自民党の参院選の公約を見ると『再生可能エネルギーに最大限努力する。原発依存度をできるだけ減らしていく』と。だから、自民党はこれから、石破幹事長が音頭を取って、これからのエネルギー政策、原発含めて議論しようと党内ですれば、賛否両論は出る。これを(安倍晋三)首相に上げればよい。必要論者とゼロ論者と両論併記。『首相、どちらに判断しますか』と安倍さんが判断しやすいような環境をつくる。そんなに難しいことではない。自民党議員の中にも、本心は『ゼロにした方が望ましいな』と思っている人もかなりいる。首相の力は絶大だから、首相が『ゼロにしろ』といえば、反対は出ない。そういう環境を作っていくことによって、政治的には安倍首相の在任中にこの方向を出した方が良いのではないか」

 --小泉氏は政権5年半の中で安倍氏を要職に置いて育ててきた。今のような(原発ゼロへの)舵の切り替えは安倍政権時代にあり得ると思ってよいか

 「歩む方向に行ってもらいたいと期待している。それは首相がどういう考えを持っているのか。胸中を推し量るのは難しいだろう。しかし、私は、望ましい方向に首相の権力を使ってもらいたい。その同じ方向に、権力を使える状況が、こんなに恵まれた時期はないと思っているから。このピンチをチャンスに変える権力を首相は持っている。もったいない。この環境を生かさないのは。分かってほしいな、と思っている」

尖閣問題

 --日中の話も出たが尖閣問題は一触即発の危険性を秘めている。もし小泉氏が政権担当者であれば、この局面をどう打開するか

 「日本の考えを尖閣に対して変える必要はない。今の首相みたいに情報を持っているわけではないが、毅然(きぜん)として今までの主張を中国側に対してもはっきりと述べることが大事だ。それで(中国側が)首脳会談を拒否するのだったらば、その他の交流はできるだけ多く進めていく方向で良い」

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