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オバマ大統領、来年4月にアジア歴訪へ 秋ドタキャンの修復、訪日は未定

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オバマ大統領、来年4月にアジア歴訪へ 秋ドタキャンの修復、訪日は未定

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 【ワシントン=青木伸行】ライス米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は20日、ワシントンで講演し、オバマ大統領が来年4月、アジアを訪問すると明らかにした。アジア重視戦略の立て直しと、米国への信頼回復を図る狙いがあるものとみられる。

 ライス氏は具体的な国名には言及しなかったが、主眼は今年10月、政府機関の一部閉鎖のあおりで歴訪が中止されたインドネシア、フィリピン、マレーシア、ブルネイだとみられている。訪日については未定。

 ライス氏は「アジア・太平洋地域への再均衡戦略は、オバマ政権の外交政策の礎石であり続ける。米国の究極の目的は、アジアにおける安全保障環境の一層の安定を構築することだ」と強調した。

 また、日本版「国家安全保障会議」(NSC)に言及し「地域、国際的な課題について、日本側と緊密に作業することを楽しみにしている」と述べた。北朝鮮に対しては「米国と同盟国を脅威から守るいかなる手段もとる。必要であれば米国、多国間の制裁を継続、拡大する」と警告した。

 中国については「大国関係の新たなモデルを模索している」と、様々な分野において協力する必要性を指摘した。

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