今回は「信用取引を始めたばっかりに、思わぬ損をしてしまった」と嘆く高瀬さんが登場。相場環境の悪化で保有株が塩漬けになり、「下がっても儲けるチャンスがある」という点に引かれ、信用取引をスタート。起死回生のつもりが、かえって裏目に…?
高瀬 (うなだれて)またやってしまいました……。
山田 ど、どうされました?
高瀬 信用取引で買った平和不動産がズルズル下がって半年たってしまい、ついに信用期日を迎えそうなんです。
山田 「制度信用取引」には6カ月間という返済期限がありますから、期日までに反対売買しなければなりませんね。
高瀬 でも、いま決済すると6万6000円損してしまうので「現げん引びき」(買い建てた株を買付価格分の代金を支払い、現物株に移行する方法)しようかと思っています。山田 半年たって現物株に替えるくらいなら、最初から信用取引ではなく普通の現物取引で買えばいいのでは? 信用取引だと持ち続けるだけで金利がかかりますよね?
高瀬 はい、今回も3000円ほど。ただ、買った当初はこんなに持ち続けると思わなかったんです。信用取引だと資金の約3倍分取引でき、いろいろな銘柄が買えるので。
山田 信用取引にも2種類あって、無期限の「一般信用取引」もありますよね。せめてそちらを選ぶとか……?
高瀬 いま思えばそうなんですけど買った当初は短期のキャピタルゲイン(売却益)狙いだったので、金利が低めの制度信用取引を使ったんです。
山田 なるほど。さっき、「また」と言われましたが、過去にもそういう経験が?
高瀬 はい。以前もめいっぱい持ち続けた挙げ句に現引き、最終的に損切りしました。
山田 現引きしてもその後株価が戻らなければ結局損失を先送りするだけですからね。信用取引はいつごろから?
高瀬 昨年の2月です。買った銘柄が軒並み下がって塩漬けになり、優待狙いで買った銘柄も権利確定後の下げが大きくて損することが多かったんです。信用取引なら下がったときに利益が出る「カラ売り」ができるので、万事うまくいくと思って始めました。
山田 その通りに?
高瀬 いいえ、それが……。かえって塩漬けの機会が増えたような気がします。
山田 ええっ、なぜですか?
高瀬 たぶん、すぐフタをしたくなるからです。
山田 フタって何ですか?
高瀬 買った株が下がると、これ以上下がるとイヤだと思って、思わずカラ売りしたくなるんです。「臭いものにはフタ」みたいに(笑)。実は平和不動産も2度フタをして、両方塩漬けになっています。
山田 それじゃ、どちらに動いても喜べないじゃないですか。買うのか売るのか、ハッキリさせましょうよ(苦笑)。(ネットマネー)