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中国「4G」は新時代の幕開け 免許交付で移動体通信の発展加速
配信元:中国新聞
更新中国の携帯電話市場にも本格的な4G時代が到来した(中国新聞社) 1年余りの紆余(うよ)曲折を経て、第4世代(4G)移動通信の免許が交付された中国。今月3日には、工業通信省電信研究院と中国移動通信連合会(CMCA)が国際シンポジウムを共催するなど、4G時代到来による移動体インターネット産業の可能性に関心が集まっている。
工業通信省のチーフエンジニア、張峰氏はシンポジウムの席で、「情報通信産業はモバイル時代へと突入している。モバイル通信には大きなポテンシャルがある」と強調した。
市場調査会社の艾瑞諮詢のデータを見ても、今年第3四半期の中国移動体インターネットの市場規模が前年同期比66.7%増の278億7000万元(約4730億円)に達しており、その急成長ぶりがうかがえる。
とはいえ、中国の移動体インターネット市場はまだ成長の初期段階であり、ビジネス環境も整っていない。
このため、需要の急伸長でネットワークインフラの帯域幅や容量の拡張が続く一方、増加するトラフィック(データ通信量)への対策が遅れていることから、ショートメッセージサービスといった既存サービスの新システムへの移行が極めて難しい状態にあり、通信事業者はチャンスと試練の両方に直面することになりそうだ。
工業情報省電信研究院の曹淑敏院長によると、世界の情報通信業界では依然、音声伝送が主要収入源となっている。
しかし、2~3年後にはデータ伝送とOTT(Over the Top)の売り上げ、すなわちASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)の売り上げが音声伝送の売り上げを上回り、2020年までにデータ伝送とOTTの売り上げが業界全体のおよそ7割をカバーする見通しだという。
移動体インターネットの急成長により、産業の様相そのものが変化しつつある情報通信産業。曹院長が指摘するとおり、市場の拡大に伴い、今後アプリケーションやスマート端末、OS(基本ソフト)、チップといったサプライチェーン内の産業すべてに進化や革新が訪れるだろう。
そして、その巨大化した市場と各産業で起こる進化や革新が、サプライチェーン全体にチャンスをもたらす。サプライチェーン内の各産業がそれぞれ個別成長をしてきたこれまでとは違い、産業の垣根を越えた複合的な事業展開をする企業が増えてきたのも、そうした背景があるからだ。
百度(バイドゥ)もモバイル検索に始まり、「58同城」「●蜂窩」といった各種サイト、さらに中位(ミドル)・ロングテール市場のアプリケーションや良質なコンテンツなど複数の産業をまたいだ各種サービスの提供を始めた。
バイドゥ携帯アプリの利用者は今年、爆発的に増加し、4億人を超えるまでになったが、この成功は、サプライチェーン内での連携が、産業間にウィンウィンの関係を生み出すことを証明しており、こうしたビジネスモデルは、拡大していくだろう。
「4G時代の到来は、モバイルデータ通信の新時代の幕開けである」と話す中国移動(チャイナ・モバイル)の李正茂副総裁も、「サプライチェーン上の各提携先と共同で各国の通信事業者や提携先、国際組織と協力し合い、高性能、低コスト、世界基準の4Gブロードバンド・ネットワークを構築していく」としている。(中国質量報=中国新聞社)
●=虫へんに馬