ニュースカテゴリ:政策・市況
市況
「買うなら増税前に」がほぼ半数 業界団体が住宅購入希望者に調査
更新
住宅の購入を検討する顧客のうち、景気回復を実感していない層が6割以上にのぼることが24日、業界団体がまとめた調査で分かった。住宅ローン金利の先高感や建築資材の価格高騰が予測されることもあって、消費増税前の購入を急ぐ姿が浮彫りになっている。
調査は住宅生産振興財団(東京都港区)が、総合住宅展示場への来場者を対象に昨秋実施した。それによると、景気回復を実感しておらず、住宅計画に「影響していない」とした層が44・6%、「悪影響を及ぼしている」とした層が21・6%と、「景気回復を実感していない」とした層が合計で66・2%にものぼった。
景気動向で気になっていることの複数回答については「住宅ローン金利」67・2%、「住宅建築費」41・4%、「地価・不動産価格」40・6%と、多くが金利先高感や資材高騰を懸念材料としている。
そのため「少しでも安く買いたい」と購入検討者の多くが消費税増税を意識。住宅計画の実現は「5%のうち」15・8%、「8%になる前」12・4%、「10%になる前」18・3%と、増税前の実現希望は計46・5%に達した。
住宅ローン控除額の上限を4月以降、400万円に引き上げる優遇措置については認知率が42・6%、関心率は64・5%で、世帯年収1千万円以上で高い。また所得や年令に制限を設けた上で住宅購入に現金給付する「すまい給付金」の認知率は20・3%とまだ低いが、関心率は56・6%と高い。世帯主が20歳代と年収が低い層で高かった。
調査は昨年9月末から10月末に全国27の総合住宅展示場で、住宅購入を検討する世帯主を対象に実施。アンケート回収率は35・7%(682票)だった。