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【期限切れ鶏肉】輸入食品の異常発見「難しい」 厚労省「全品検査は不可能」
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「上海福喜食品」の工場内にある、食肉製品の生産ライン=20日、中国上海市(新華社=共同) 中国の食品会社「上海福喜食品」が使用期限切れの鶏肉を使用していた問題を受け、厚生労働省は輸入された同社商品に食品衛生法上の問題がなかったか調査を行っている。輸入食品の安全性が揺らぐ事件は過去にもあったが、「すべての輸入食品を検査するのは不可能で、異常を発見するのは難しい」(食品安全部)のが現状だ。
同部によると、海外から食品を輸入する際は、品質や衛生状態に問題がないことを輸入業者などが検疫所に書類で届け出る。過去に違反が多かったり輸出国の情報から違反の可能性が高かったりする場合は重点的に検査が行われるが、それ以外のものは約7%(平成24年度実績)が無作為に選ばれ検査されるだけだ。
検査項目は、微生物や残留農薬、添加物が基準値内に収まっているか▽腐敗やカビ付着がないか-など多岐にわたる。違反があった場合は業者に廃棄させる措置が取られるほか、同じ製造業者で違反が繰り返された場合は、その業者の全食品を検査するなど態勢を強化することもある。
上海福喜食品が過去に違反を指摘されたことがあったかは調査中だが、「違反を繰り返し重点検査の対象になったことはない」(同部)。使用期限切れの肉を加工しても、腐敗や微生物の増殖などがなければ発見は難しく、検査の態勢と内容には限界があるという。