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九州から上海に経済ミッション 学術交流、観光促進などで協力

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九州から上海に経済ミッション 学術交流、観光促進などで協力

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1日、上海市内のホテルで開かれた「九州上海環境ビジネス促進懇談会」で、長年にわたる環境対策の成果を説明する北九州市の担当者(左から2人目)。九州経済連合会の関係者ら訪中団メンバーや、上海市環境保護局などからの出席者が熱心に聞き入った  九州経済連合会や九州経済産業局などによる官民合同の大型経済ミッションが中国を訪れ、上海市で1日、学術交流や観光促進、環境技術などで相互協力することで中国側の関係先と、それぞれ合意した。地域ブロック単位の官民合同訪中団は初めて。総勢約80人が参加している。3日までの日程で環境保護や医療技術、投資拡大の分野でも、上海側との協力関係を築く。九経連はこれまでベトナムやミャンマー、インドなどの関係団体とも経済交流を行っており、今後は距離的に近い中国との関係強化も図る。

 訪中ミッションの団長は九経連の麻生泰会長(麻生セメント社長)。副団長に九州観光推進機構の石原進会長(JR九州相談役)と九州経済産業局の岸本吉生局長が名を連ねた。熊本県の蒲島郁夫知事ら自治体トップ、九州の有力企業トップも参加。オール九州体制で交流を働きかける。

 一行は1日、政府系シンクタンクの上海社会科学院を訪れ、マクロ経済動向分析など学術交流を行うことで合意。さらに、上海市環境保護局や上海市環境科学研究院と環境ビジネスに関する情報交換を行った。北九州市など日本側の長年にわたる環境保護対策の成果を中国にどう供与するかなどについて話し合った。

 また、急増している中国からの訪日客の受け皿拡大で上海の旅行会社約20社と話し合った。上海の日本総領事館が7月、中国パスポート保持者に発給した訪日ビザ件数が前年同月比約141%増の約11万7000件と単月の発給件数で過去最多となるなど、上海で訪日観光ブームが起きている。

 2日は、がん治療などに関する最先端の技術交流で上海の医療機関と懇談するほか、上海の民間経済団体とも意見交換し、九州と上海の間での相互民間投資の拡大に向け、覚書きを締結する見通しだ。訪中団の関係者は、「学術、環境、観光、医療、投資という幅広い分野で相互理解や協力体制の構築を図ることは、九州経済の活性化に向け意義がある」と話している。

 九州からの官民合同ミッション受け入れを上海側で支援している日本総領事館の小原雅博総領事は、「都道府県の単位よりも、九州という地域ブロックでの総合的な訪中団が大きな流れを生むかもしれない」と話し、期待感を表明した。

 経済交流に加え、訪中団は3日、上海市のトップクラスとの会談も行う方向で調整を進めている。(上海 河崎真澄)

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