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海外情勢
韓国産キムチ、日本の需要減で輸出不振 日本メーカーの台頭など影響
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韓国産キムチの輸出不振が続いている。国有企業の韓国農水食品流通公社によると、同国のキムチ輸出は2012年11月に前月比3.8%の減少に転じた後、今年7月まで21カ月連続の減少となった。今年1~7月の輸出量は前年同期比3.3%減の1万4725トン、輸出額は同5.7%減の5049万ドル(約54億8000万円)だった。現地紙聯合(れんごう)ニュースなどが報じた。
不振の要因は輸出の約7割を占める日本の需要減少だ。同社幹部は「円安によって韓国産キムチの価格競争力が落ちているのに加え、両国の関係改善の遅れも影響している」と分析。日本メーカーが自国の消費者の味覚に合った商品開発に成功しているとの見解も示した。
また、韓国国内でも価格の安い中国産キムチに押されており、地場メーカーにとっては厳しい状況が続く。同期の輸入量は前年同期比5.6%減の12万トン、輸入額は13.7%減の5922万ドルとなったものの、依然としてキムチの貿易収支は赤字となっている。
キムチは韓国を代表する食品の一つ。昨年12月にキムチを漬ける風習「キムジャン」が、日本の「和食」と同時に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。