ニュースカテゴリ:政策・市況
国内
【小渕経産相辞任会見詳報(3)完】群馬の男性へワイン「今日の新聞を読んで知ったところであります」
更新
会見で辞任を表明した小渕優子経産相会見中涙をこらえて険しい表情を見せる=20日午前、東京都千代田区の経済産業省(撮影・大橋純人) --公職選挙法に触れる可能性が出てくると思う。議員辞職になるかもしれない。どういう思いか
「これから調査を進めていただきますが、そうした法律に引っかかっていくのかどうかも含めてこれからのことでありますし、私自身が今しなければならないことは、私を信頼して応援してくれていた多くの方々がいますので、その方々に対して、きちんと説明をできる状況にしなければいけない。それに力を尽くしていきたいと思います」
--一部報道で選挙区内の群馬県内の男性にワインを贈っていたという報道がある。どのように説明するか
「これについては、私も今日の新聞を読んで知ったところであります。そうしたワインがあることも承知していますし、ただ、当然のことながら、選挙区外に何かの形で使っているものと承知をしています。当然のことながら、私がお渡ししたということではないと思います。しかし、そのあたりのことも含めて調査したいと思います」
--監督責任と自分の甘さを話した。具体的にどういう点が自分の中で甘かったと思うのか
「こういう形になった以上、すべてが甘かったと思います。私自身の責任は重いと思っています」
--それは分かるが、具体的に自身が分からなかった。知らなかったことが表にでてきて、ご自身の中でも不満があると思う
「これについては私自身も全体像、私が関係する政治団体の中でのお金のやりとりというものもあります。なぜ、そのときにそういうお金の出入りがあったのか、どうしてこういう収支になっているのか、現段階で全てを見通すことができない状況にあります。この場で全てを明らかにして、皆さま方にご理解をいただくことができないことは私も忸怩(じくじ)たる思いでありますが、正直申しあげて、その全体像が分からない。全てが分かっているわけではない。ですので、第三者も入れて、中立的な方に入っていただいて、一から見ていただく、調べていただくしかないと思っているところです」
--安倍晋三首相とどのような話をしたのか。首相からは、どういう話があったか
「私からは、このようなことになってしまったことについて首相におわびを申し上げました。首相は首相自らが今回の私のことに対して、公式にお話をされる機会があるのかないのか分かりませんが、首相のコメントはそちらから聞いていただければと思います」
--小渕氏は、今回の改造内閣の目玉だった。その閣僚が辞める。安倍第2次内閣で辞めた閣僚はいない。政権への影響がいろいろ言われているが、辞めるに当たってどう考えたか
「自分自身が目玉だったかどうかというのは分かりません。しかし、安倍政権においては、さまざまな政治課題が山積している中、一丸となって走っていかなければならない。その矢先に私自身のこうした問題で大きな影響を及ぼしてしまう。そのことについては本当に重く受け止めています」
--物品購入でワインの件が指摘されている。1000万円以上にのぼる不透明な支出がある。その中で地元の有権者に対しての贈答品は一切していないと言い切れるか。もし公選法違反などの具体的な違反が明らかになった場合には議員辞職をする考えはあるか
「これまで物品の購入についてさまざまなご指摘をいただいてまいりました。今日のワインの購入(の報道)については、しっかり調査をしていきたいと思いますが、現段階で提示されていることについては、今確認されている段階では、そうした形で選挙区内にお配りしたということはないものと承知をしています。まずは今しっかり調査をし、そしてそれをお示しするということが一番大事なことではないかと思っています」
--閣僚の中に、もっと大きなスキャンダルを抱えている人がいて、それが炎上中だったり、これから火がつく人もいる。小渕氏は自分の騒動が目くらましに使われたという無念さはあるか
「今ご指摘を受けて、そういうことを思われているのかということを初めてしりました」
--34歳で戦後最年少で閣僚入りし、40歳で初の女性の経産相に就任したが、今回の辞任となった。率直の受け止めを。今後の政治活動に向き合う姿勢は
「34歳で少子化対策の担当相を拝命しました。そして、このたび経産相という重責をちょうだいし、このようなことになってしまいました。特にそれ以上でも以下でもありません。政治家としては全て一から出直そうと思っています。後援会、私が大事にしていた後援会の皆さまに、後援会の方々の名誉を傷つけることでもあり、かつ、私にいただいていた信頼を損ねてしまうということを、こういうことになってしまいました。もう一度、ゼロからその信頼関係を、信頼を取り戻していけるように出直しの気持ちでやっていきたいと思います」
(小渕氏は深く一礼して約40分間の記者会見を締めくくり、会見場を去った)