【訪日客1100万人突破】脱・定番の訪日観光、地方都市クルーズ、ラーメン堪能 スラムダンク舞台巡礼…
更新境港管理組合は「訪日客の受け皿となるべく施設整備を続けてきた」といい、今年の境港へのクルーズ船の寄港は23回(予定)と昨年から倍増する。
クルーズ船の寄港による各地域の経済効果は1回あたり4千万~2億円に上り、地方の港は寄港の誘致に躍起になっている。その成果もあって、7月の中国からのクルーズ客は昨年の3倍以上の12万7千人に増えた(観光庁調べ)。
「中国や台湾など中華圏の方々の来店が年々増えており、来日中に連日訪れる人も少なくない」。こう分析するのは福岡発祥の豚骨ラーメンチェーン「一蘭」の担当者。東京・新宿や大阪・道頓堀など観光スポット周辺の店舗には平日でも多くの訪日客が行列をつくる。道頓堀店には昨年、約40万人もの外国人が来店したという。
「スシ・テンプラはもう古い?」。リクルートライフスタイル(東京)がこう銘打った訪日観光経験者対象のアンケートによると、8割が訪日目的について「日本食を楽しむ」ことと回答。実際に食べたものでおいしかったものはラーメンが32%となり、すしなどを抑えてトップだった。
