大学生の就活スケジュール見直しも 経団連会長「会員企業にヒアリング」
更新16年4月入社の大学生の就活日程について、経団連は「学業優先」とする政府の要請を受けて選考開始時期を繰り下げ、加盟各社に新日程の順守を要請。しかし、外資系や経団連に加盟していない企業などは昨年同様に4月から選考を始め、内定も早い段階で出している。
8月1日時点で内定を得ていた学生は全体の6割に上るという就職情報誌の調査結果もあり、経団連が新たに設定した日程は形骸化もささやかれる。実際、首都圏の私立大の担当者は「経団連加盟企業でも解禁以前に面談と称して役員面接を行い、『内々定』や『合格』といった表現で事実上の内定を出している」と実態を明かす。
