「こうなったのは誰のせいなんだ!」 TPP 激しく火花散らした甘利、フロマン両氏
更新環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉が大筋合意に達した今月5日。交渉参加12カ国の閣僚会合が行われた米アトランタのホテルの一室で、交渉責任者のTPP担当相、甘利明は米通商代表部(USTR)代表のフロマンとがっちりと握手し、互いの労をねぎらった。
「お互いに大変だったな…」
フロマンは大筋合意後の記者会見で、隣に座る甘利の空のグラスに自ら水を注ぎながら、謝意を示した。
ただ、その直前まで甘利は「もたもたせず各国と同時進行で調整を進めてくれ」とフロマンに厳しく注文を付け続けた。気を緩めれば、TPP交渉が漂流しかねなかったからだ。
実際、日本が正式参加した平成25年7月以降、甘利とフロマンのやり取りは、事務方が息をのむほど緊迫した場面の連続だった。
