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世界一から後進国に… 日本のスマホ決済、爆発的普及の中国に大差つけられた理由

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世界一から後進国に… 日本のスマホ決済、爆発的普及の中国に大差つけられた理由

配信元:PRESIDENT Online 更新

 利用できる端末はこのように増えている半面、実際にモバイル決済を利用する人は日本には6.0%しかいない(2016年11月に日銀が行ったアンケート調査の数字)。主なユーザーは20代から50代の男性が多く、60代以上だとそもそもモバイル決済について認知していない人も多い。そして、店頭でモバイル決済が利用されるのは都市部が多い。

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 インフラが整っているにも関わらずモバイル決済を利用する人が少ない理由について、レポートでは(1)モバイル決済を利用できるようにする初期設定(アプリのダウンロードやカード情報登録など)が難しい、(2)機種変更時の作業が煩雑、(3)支払いは現金でしたい、といった理由を挙げている。つまり、使うのが難しい/面倒な上に、現金やクレジットカードといった、すでに普及している支払い方法を上回る利便性が感じられないということになる。さらに日本のモバイル決済は基本的に、ICカードで代用できるものばかりで、あえてスマートフォンを使うメリットが少ない。

 中国のモバイル決済は「QRコード+スマホアプリ」が主流

 一方、中国で利用されているモバイル決済は「Alipay(支付宝、アリペイ)」「WeChat Pay(微信支付、ウィーチャットペイ)」が二大勢力となっている。日銀のレポートで98.3%となっているのは都市部の消費者を対象にした調査結果なので、中国全土ではもっと少ない数字になるはずだが、日本よりモバイル決済の利用者が多いことは間違いない。

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  • 少額決済を携帯電話で行う「モバイル決済」。日本のモバイル決済の代表格が「モバイルSuica」だ。これまではフィーチャーフォンやAndroidスマートフォン向けのサービスだったが、2016年秋に日本上陸した「アップルペイ」もモバイルSuicaに対応。iPhoneやAppleWatchでも改札を通れるようになった。
  • 店頭にあるQRコードを、アプリをインストールしたスマートフォンで読み取るだけでお金が支払える。青がアリペイ、緑がウィーチャットペイ。日本の電子マネーの感覚で見ると、驚くほど簡易的だが、設備投資がほぼノーコストなのは大きな強み。
  • 日本でも今後、中国式のモバイル決済が利用できる場所が増える可能性はある。ローソンは2017年1月24日、ローソン全店(1万3000店)でアリペイの取り扱いを開始した。

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