離れた複数の点を繋げるのは、実はそう難しいことではない。言うまでもなく、物理的に離れている複数の点ではない。
例えば、複数の点にある共通要素を見いだして繋ぐことを言っているのだが、割と似た要素を共通点に仕立て上げるのは比較的容易い。
したがって「これで、点と点が繋がったじゃない!」と喜ぼうと思えば、喜べるものなのだ。しかしながら、最近、意味もなくただ繋げるためだけに共通事項を確認し合っている場面に遭遇するにつけ、これで良いのだろうかと疑問を抱き始めたのである。
というのも、「共通だと思っていたら、全然、そうじゃなかった」「共通だからお互いがフラットだと思っていたら、意識や目的に差があり過ぎ、両者が繋がる意味はないと思った」という事態の急転をみて、そもそも論に戻ってきたのだ。
そもそも、点と点のつながりにそんなに夢中になって何になる?と。
点と点がなるべく多く繋がると、全体像の輪郭がはっきりとしてくるような気はする。それは確かなのだが、その輪郭が実像に近いのか?という自問は必要ではなかろうか。
どうしてもつながった事実を成果として固執し、ほんとうは繋がるに値していないと判断するのが怖い、というのもあるだろう。
だから、共通点探しではなく、差異点の受け入れ方をもっと考えるべきではないか。