ローカリゼーションマップ

「意識高い系」の中年達よ 自分のための冒険をしよう!

安西洋之
安西洋之

 どうして、このようなみっともないざまを招いているのか。多くの理由が考えられる。

 ひとつに、わけのわからない人間という存在。その人間がわけのわからない判断を時にする。傍からみると理屈にまったくあわないことをするのが人間である。

 この現実を若干の諦念もこめて素直に見られないのではないか。

 人の判断には法則性がある。その法則性はかなりの確率で有効だ。そうしたパターンのデータが膨大になれば、多くの制度設計はより的確に行えるのではないか。そう思っている節がある…ある種の人たちは。

 だが、人には「もうなんでもいいから、誰か勝手に決めてくれ」と愚痴りたいときと、「こういう怠惰から抜け出て、意志的な行動で前進したい」と力むときの両方がある。

 そのどちらをも「ほんとうの姿」として肯定するのが、人の智恵だろう。どちらの姿が何パーセントの割合で出現するかなどと問えるのは、極めて狭い範囲の消費者行動くらいだ。

 若い人をわかりやすく理解しようとするのが間違いなのだ。

 わかりやすく状況をおさえ判断しようとすればするほど、若い人から嫌われるかもね。だからね、あなたは自分のための冒険をするのがいいのです。もちろん、自戒をこめて。

安西洋之(あんざい・ひろゆき)
安西洋之(あんざい・ひろゆき) モバイルクルーズ株式会社代表取締役
De-Tales ltdデイレクター
ミラノと東京を拠点にビジネスプランナーとして活動。異文化理解とデザインを連携させたローカリゼーションマップ主宰。特に、2017年より「意味のイノベーション」のエヴァンジェリスト的活動を行い、ローカリゼーションと「意味のイノベーション」の結合を図っている。書籍に『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』『イタリアで福島は』『世界の中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』。共著に『デザインの次に来るもの』『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』。監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』。
Twitter:@anzaih
note:https://note.mu/anzaih
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ローカリゼーションマップとは?
異文化市場を短期間で理解すると共に、コンテクストの構築にも貢献するアプローチ。

ローカリゼーションマップ】はイタリア在住歴の長い安西洋之さんが提唱するローカリゼーションマップについて考察する連載コラムです。更新は原則金曜日(第2週は更新なし)。アーカイブはこちら。安西さんはSankeiBizで別のコラム【ミラノの創作系男子たち】も連載中です。

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