どうして、このようなみっともないざまを招いているのか。多くの理由が考えられる。
ひとつに、わけのわからない人間という存在。その人間がわけのわからない判断を時にする。傍からみると理屈にまったくあわないことをするのが人間である。
この現実を若干の諦念もこめて素直に見られないのではないか。
人の判断には法則性がある。その法則性はかなりの確率で有効だ。そうしたパターンのデータが膨大になれば、多くの制度設計はより的確に行えるのではないか。そう思っている節がある…ある種の人たちは。
だが、人には「もうなんでもいいから、誰か勝手に決めてくれ」と愚痴りたいときと、「こういう怠惰から抜け出て、意志的な行動で前進したい」と力むときの両方がある。
そのどちらをも「ほんとうの姿」として肯定するのが、人の智恵だろう。どちらの姿が何パーセントの割合で出現するかなどと問えるのは、極めて狭い範囲の消費者行動くらいだ。
若い人をわかりやすく理解しようとするのが間違いなのだ。
わかりやすく状況をおさえ判断しようとすればするほど、若い人から嫌われるかもね。だからね、あなたは自分のための冒険をするのがいいのです。もちろん、自戒をこめて。
【ローカリゼーションマップ】はイタリア在住歴の長い安西洋之さんが提唱するローカリゼーションマップについて考察する連載コラムです。更新は原則金曜日(第2週は更新なし)。アーカイブはこちら。安西さんはSankeiBizで別のコラム【ミラノの創作系男子たち】も連載中です。