Fromモーニングピッチ

リモートサービスが急拡大 アフターコロナの新たな価値創造へ (1/3ページ)

永石和恵
永石和恵

 デロイトトーマツベンチャーサポート(DTVS)です。当社はベンチャー企業の支援を中心に事業を展開しており、木曜日の朝7時から「Morning Pitch(モーニングピッチ)」というイベントを開催しています。毎週5社のベンチャーが大企業の新規事業担当者や投資家らを前にプレゼンテーションを行うことで、イノベーションの創出につなげるのがねらいです。残念ながら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のためオンライン開催となっていますが、いずれ会場(東京・大手町)でのライブ開催に戻す予定です。

 モーニングピッチでは毎回テーマを設定しており、それに沿ったベンチャーが登場します。ピッチで取り上げたテーマと登壇ベンチャーを紹介し、日本のイノベーションに資する情報を発信する本連載。今回は離れた場所でサービスを受けることができるリモートサービスです。

 テーマ概観を説明するのは永石和恵です。ベンチャー企業で10年間にわたり、主に人事関連のキャリアを積み重ね、2016年に当社に入社しました。現在はモーニングピッチの運営統括に携わっています。

 登壇したことがあるベンチャーのニュースリリースを入手して毎週発信していますが、COVID-19を踏まえさまざまな企業がコロナに対応したリリースを発表しており、リモートサービス特集を急遽立ち上げることにしました。

 このサービスについては、これまで対面で行っていたものをリモートで対応することにより、そのメリットをうまく活用して新しい価値を創造することと定義しています。単なる代替えツールではなく、対面活動をリモートに移行したことで新しい付加価値を生み出すサービス領域です。

 COVID-19 を契機に私たちの「Work」「Life」「Communication」という社会活動はそれぞれ、「Remote-Work(リモートワーク)」「Smart-Life(スマートライフ)」「Online- Communication(オンラインコミュニケーション)」に移行しつつあります。これに伴い新しい付加価値が生み出されています。これからの代表的な事例はリモートワークやリモートフィットネス、オンラインを活用した医療診断、イベント、飲み会などです。

 リモートワークの注目高まる

 先日、モーニングピッチの会員を対象にコロナによって経営面でどのような影響を受けるのか、といったアンケートを実施しました。投資が増えると予測される領域はリモートワーク、医療、オペレーションの自動化、物流などが上位を占め、最上位はリモートワークでした。COVID-19によって新たな課題も明確になってきましたので、さらにリモートへとシフトする動きが急速に進んでいくことでしょう。

 リモートワークを実施している企業の8割はCOVID-19を契機に初めて導入しており、週3日以上がそのうち半分近くを占めています。必然的に在宅勤務も進んでいます。全国4000社以上に導入されているスマートロック「akerun(アケルン)」の入退出管理データによると、東京の出勤抑制率は7割近くに達していることが分かりました。リモートワークに欠かせないWi-Fiの家庭普及率は約8割と言われており、速度などの問題は残るとしても環境は整っていると感じています。

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