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「ローカルtoローカル」に商機 新潟を拠点にアプリ関連事業を展開する理由 (1/3ページ)

東京21cクラブ
東京21cクラブ

「Founders Night Marunouchi」は、スタートアップの第一線で活躍する経営者から学びを得ることを目的に、三菱地所が運営する起業家支援コミュニティ「東京21cクラブ」と、イベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」との共同開催のイベントシリーズで、新丸ビル10階の東京21cクラブにて開催しています(現在はオンラインにて開催)。

 昨年11月には、アプリの利用データ分析や開発支援といった事業を展開しているフラー株式会社代表取締役会長の渋谷修太さんをお迎えしました。

 2017年に同社は渋谷さんの出身地でもある新潟にオフィスを開設。昨年の6月には、渋谷さん自身が新潟にUターンしただけでなく、スタッフも続々と新潟に拠点を移すなど、地方でのビジネス展開に力を入れています。

 なぜ、ITベンチャーである同社は地方に注目しているのか、そして何を目指すのか。Peatix Japan 取締役 藤田祐司さん、東京21cクラブ運営統括の旦部聡志がモデレーターを務め、フラーが見据える展望を伺いました。

 幼馴染と起業、強い信頼関係が事業成長の鍵に

 子どもの頃からゲームが好きだったという渋谷さん。プログラミングを勉強するために、国立長岡工業高等専門学校(通称:長岡高専)に進学します。実は、高専に入った頃から、今の起業家としてのキャリアを見据えていたのだそう。

 「高専で気づいたのは、自分よりプログラミングが上手な人は世の中に沢山いるということと、僕はパソコンの前にじっと座っていることが得意ではないということ(笑)。一方で、人前で話したり、一つの目的に向けて人をまとめるのは得意だなと。であれば、エンジニアを巻き込んで会社をつくり、一緒に事業を行いたいと考えたのです」

 そこで、高専から筑波大学に編入学し、経営学を専攻。卒業後はグリー株式会社に入社し、マーケティング事業に従事します。その後、2010年代に入りスマートフォンが普及しはじめたタイミングで、この波を生かした事業を行おうと起業を決意しました。

 そんなフラーの組織体制には、ある特徴があります。それは、共同創業者の櫻井裕基さんをはじめ、メンバーに渋谷さんの小・中学校、高専時代の幼馴染が多いこと。

 「よく友人と起業すると、馴れ合いで上手くいかなくなったり、関係性が悪くなったりすると聞きます。でも、僕は真逆だと思っていて。ビジネスの立ち上げとチーム組成を同時に行うのって、本当に大変なんですよね。その点、幼馴染であればスキルセットも性格もわかっている。心理的安全性も高いので何でも言い合えて、コミュニケーションコストも低い。組織づくりにおいて、メリットのほうが多いと感じています」

 設立初期に資金調達が難航し、経営が危機に陥ったときも、仲間同士の強い信頼関係が乗り越える鍵になったと渋谷さんは語ります。

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