これは受付嬢経験からの興味も一つの理由かもしれませんが、営業先を往訪する際には「大事なクセ」です。このような情報が、その直後に行われる商談にはとても貴重な材料になるのです。この情報を元にお客様の感じているであろう課題を把握し、より意義のある提案を行うことを心がけています。
ついつい、お店の人にインタビュー
みなさんの身近にも様々なタブレット端末を使ったサービスがあると思います。よく遭遇するシーンですと、飲食店や小売店のレジです。飲食店の予約台帳なども今はデジタル化し、iPadなどのタブレットで行なっているお店も増えていています。
私は常に使われているツールをついつい見てしまいます。見ただけではわからない場合、お店の人に「こちらは何のサービスですか?」と聞きます。余裕があれば、「どうしてこのサービスにしたのですか?」とまでたずねてしまいます。自分の会社の競合サービスでなくとも、世の中で受け入れられているサービスを知り、その理由を知ることは自社のためにも有益な情報になるからです。
これはオマケ的な理由ですが、そのサービスを展開している人に「この前◯○で使われていました! すごいですね。サービスのここがよくて導入したそうですよ!」と伝えたりします。すると会話も弾み、相手に喜んでもらえる上に、情報を提供することもできます。こういった有益な会話がいつでも引き出せるようにしておくこともビジネスでの成功をつかむ近道だと考えています。
相手のクセまで分析する「クセ」
これまで自分のクセを把握することの重要性についてお話ししてきましたが、相手のクセを把握することでビジネスを優位に進めることができると考えています。
例えば、いつも誇張した表現で話す人とコミュニケーションする際は、「この人の話は半分くらいを想定した方がベター」と受け取り方で加減します。「ここだけの話…」という人はどこにいっても「ここだけの話」をするであろうと考え、提供する情報量を調整するようにしています。
相手に正しい情報を的確に伝えるために、無駄な単語や理解しづらい文脈にならないよう意識して話すように習慣づけられるよう努力している分、どうしても相手の話し方にも注目してしまうようです。