社長を目指す方程式

運を操りキャリアを切り拓く 5つの心構えと5つのレッスン (1/4ページ)

井上和幸
井上和幸

 【社長を目指す方程式】 こんにちは、経営者JPの井上です。

 活躍する経営者は「運」や「ツキ」を持っていると言われます。確かにそうとしか思えないような千載一遇のチャンスをものにしていたり、目くるめくヒット作を放ち、誰もが羨む立場を掴み取っていたりします。

 「運」や「ツキ」というと、その人が持って生まれたもののように思われている方も少なくないのではないでしょうか。結局その人の生まれや育ちだよね、と。しかし、「運」や「ツキ」は引き寄せ、操作し、使いこなすことで自分の仕事やキャリアに活かすことができるのです。「えっ、ほんと?」と訝しんでいるあなた、今からその理論と方法をご紹介しますので、お楽しみに。

 「その幸運は、偶然ではないんです!」

 米スタンフォード大学の心理学者、ジョン・D・クランボルツ教授が、いわゆる成功者と定義できる人たち(莫大な財を成した、名声や地位を獲得した等)を対象に、その成功の秘訣やキャリアを分析・研究しました。この調査で明らかになったところによれば、人生の節目節目の出来事やターニングポイントになった要因の8割が、本人も思いもよらなかった偶然の出来事や出会いだったとのこと。

 象徴的な仕事やキャリア展開の8割もが、偶然の出来事や出会いから成っている。どうでしょう、皆さんは実感ありますか?

 成功者たちは、この偶然を柔軟に受け止め、計画的にデザインしていくことでキャリアを形成、成功に到達していることが、学術的に明らかにされているのです。このクランボルツの理論を「プランド・ハップンスタンス・セオリー(計画的偶発性理論)」と言います。

 1999年に発表されたこの理論は、キャリア関連の研究やビジネスに関わる人達の間で瞬く間に有名なものとなりました。読者の皆さんも、キャリアに関する情報に興味のある方は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 変化する環境の中で、どうキャリアを考えれば良いのか?

 クランボルツ教授は元々キャリア論の研究をしてきた人で、その土台を「社会的学習理論」に置いています。

今回の社長を目指す法則・方程式:

プランド・ハップンスタンス・セオリー(計画的偶発性理論)

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