【働き方ラボ】人事異動で抜擢…経営側の狙いや管理職を考察し「なりたい上司」を考えろ (1/4ページ)

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 春だ。フレッシャーズシーズンである。ちょうど勤務先の大学での卒業式が終わったばかりだが、来週には早くも入社式だ。会社に新人が入ってくる。(常見陽平)

 理想の上司と言うけれど

 新入社員に関する調査結果の発表が相次ぐ時期でもある。明治安田生命の「理想の上司」アンケート調査も名物企画の一つだ。2019年春の新入社員を対象とした調査が2月15日に発表された。理想の男性上司1位は内村光良(昨年1位)、2位はムロツヨシ(昨年ランク圏外)、3位は同率で博多大吉と設楽統(二人とも昨年13位)、理想の女性上司1位は水卜麻美、2位は天海祐希、3位は吉田沙保里だった(女性上司は1位から3位まで昨年と同順位で顔ぶれ変わらず)。

 自分からテーマをふっているのにも関わらず申し訳ないのだが、私はいつもこのランキングを冷ややかな視線で傍観している。というのも、アルバイト、インターン以外で働いた経験がない新入社員に対して、理想の上司を聞いても単なる人気投票になりがちだからだ。実務経験があれば、選択する基準も変わってくるはずだ。たとえば、入社後に調査すると、一見すると厳しくても成果を出すことにこだわる人などの評価が高くなる可能性がある。

 また、その前年の活躍や認知度に左右されがちである。1位の内村光良は2年連続で紅白歌合戦の総合司会を務めたし、バラエティ番組の司会も務めてきた。ランク外からの大躍進となった2位のムロツヨシは、ドラマ「大恋愛」で病気を患った妻を支える夫役を演じたことで大ブレークした。要するに、調査前に露出が多かった、高感度の高い著名人から選んでいるのではないか。

「どんな上司になりたいか?」と聞かれたらどう答えるか?