自分の、さらには職場の同僚や部下(いや、上司さえも)含め、五月病の対策には、このような小さな変化に気づくべきである。何か変化が起こっていないか?
小さな成功を認識してみよう
春を迎え、新しい環境になり、戸惑っている人もいることだろう。特に異動を経験した人や、昇進・昇格した人はそうだろう。新しい業務や難易度の高いミッションをこなせず、気分が落ちる人もいるかもしれない。
そんなとき、おすすめするのは小さな成功を発見するということである。大成功には至らなくても、小成功くらいはしていないだろうか。
いきなり新しいこと、難易度が高いことを完璧にこなすことは無理である。ただ、自分の強みを活かして、何か他の人ができないことを成し遂げた体験、成長を感じたことはないだろうか。
このような小さな成功体験は励みになるものである。いきなりは成功しなくても、小さな成果を喜びたい。テンパっていて気づかないかもしれないが、周りの人も心配しているし、応援しているものである。
というわけで、小さな変化に気づくことこそ、五月病対策なのだ。所詮、仕事である。悩み過ぎずに前に進もう。
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【働き方ラボ】は働き方評論家の常見陽平さんが「仕事・キャリア」をテーマに、上昇志向のビジネスパーソンが今の時代を生き抜くために必要な知識やテクニックを紹介する連載コラムです。更新は原則隔週木曜日。アーカイブはこちらから