経済インサイド

東京五輪のレガシーに 環境配慮の食品調達、企業が取り組む理由 (1/3ページ)

 国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の推進に向けた一環として、持続可能な食品調達に目を向けた企業の取り組みが進んでいる。社員食堂では環境などへの負荷が少ない漁業で調達した水産物を採用するほか、環境基準などをクリアした農産物を使った日本初のビュッフェレストランもオープン。食品調達の基準は来年の東京五輪・パラリンピックでも採用されており、「食のレガシー」を残す取り組みとして注目度が高まっている。

 パナが旗振り役

 東京・汐留にあるパナソニックの社員食堂。午前11時半前から社員が一つのカウンターに列を作った。調理員が社員のトレーに乗せたのは、大ぶりのカキがいくつも入った揚げたてのカキフライ定食。「熱々でおいしい。カキなんてなかなか家では食べられない」と男性社員。ほおばる口元が自然とほころぶ。

 定食に使われたカキは環境を守りながら育てられた養殖の水産物に与えられる国際認証「ASC」を取得した業者から調達した。パナソニックは昨年から、認証を受けた水産物「サステナブル・シーフード」を日本企業で初めて本社(大阪府門真市)の社員食堂に毎月1回程度のペースで取り入れ、3月からは東京でも取り扱いが始まった。

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