ビジネスパーソン大航海時代

AI時代を先取りし“カオスを調和” 通信大手傘下企業の取締役~航海(8) (2/4ページ)

小原聖誉
小原聖誉

 これでは読者の方に大企業グループで取締役になれたエッセンスを伝えることが出来ない…。でも、初のプロパー取締役として選任されたのだからその理由はどうしても探していきたい。

 彼は14年間medibaに勤続しているといいます。一定程度長く務めたことによる名誉的な人事なのでしょうか。

 「ただ、責任感だけはあると思ってもらっているかも知れません。経営陣からというよりも働く仲間がそう思ってくれていると信じたいです」

 なるほど、掘り下げられそうな予感がしてきました。

 自分のエゴを気にしない 働く美学は“状況をより良くする”

 丹野さんのキャリアを聞いてみます。

 「中学生くらいのときにモテたいなと思って洋楽にハマりました。“あるある”ですよね(笑)。大学時代にその延長で音楽情報サイトを作ったんです。さらにその延長でネット系の会社に就職することになります」

  趣味だったことがビジネスとして開花していったそうです。

 「インフォシークというポータル(玄関)サイトを提供する会社では音楽・エンタメの情報発信を担当しました。多くのユーザーの方に使ってもらって嬉しかったです」

そしてmedibaへ。

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