元受付嬢CEOの視線

今すぐ実践できるプレゼン術 プレゼンとは縁がなかった私が上級者になれたワケ (2/3ページ)

橋本真里子
橋本真里子

実はシンプル 自分をプレゼン上級者に見せる方法

 私はこれまで3人の先生にプレゼンの指導をしていただきました。その中で非常にわかりやすく、私も実践している技があります。

 それは、「文章を短くすること」です。なんだー! そんなことか、という声が聞こえてきそうですが、ご自身のプレゼンを録音し聴いてみてください。必ずといっていいほど、文章が長くなっており、「あのー」とか「えー」などといった接続詞を多用しているはずです。プレゼンで相手の感情を動かすには、話していることを理解してもらう必要があります。しかし、文章が長くなると人の頭には冒頭部分しか入って来ず、そのあとの内容は印象に残らないのです。プレゼンには意欲的な聴衆が集まるものと、そうでないものがあります。

 特に後者の場合、まず相手に私の話に耳を傾けてもらう必要があります。そこであまりにも長い文章でタラタラと伝えてしまうと、聞く側も萎えてしまうのです。「自分はこういう者で、今日はこんな機能がある◯◯にリリースした、◯◯なサービスを紹介したいと思っており、ユーザーは◯◯人くらいいて…」と話すのはNGです。

「私はこういうものです」
「今日はこのサービスをご紹介します」
「リリースしたのはいつです」
「◯◯ユーザーが使っています」

 このように文章化してみても、非常に読みやすくなると思いませんか。実は相手に伝わるプレゼンをするのに、小難しいテクニックは必要ないのです。

プレゼンは登壇前から始まっている!? 大人数の前で気をつけること

 プレゼンの最中の立ち振る舞いに気を使うことは誰でも考えると思います。大勢の聴衆の視線を浴び、彼らの感情を動かすとなるとそう簡単なことではないです。話し方もそうですが、それ以外にも聴衆を味方につけるポイントがあります。

 それはプレゼンが始まる前の立ち振る舞いに気を配ることです。直前にあたふたしている・落ち着きがない人の話ってなんとなくこちらも不安になりませんか。ステージの時だけ見られていると思いがちですが、プレゼンの場合、その前後も人目につきやすいです。ステージの裾で準備をしている段階から落ち着き、いい姿勢でステージに上あがれる人はそれだけで聴衆を味方にできます。一貫して堂々としていると、「この人の話を聞いてみたい」「説得力がありそう」と自然と感じるものです。 とはいえ、大勢の人の前で話すのは緊張しますよね。私も緊張します(笑) しかし、この緊張を回避する方法があります。

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