働き方ラボ

あなたの「クールビズ」は正直ダサい 社内外で信頼を勝ち得る服装の流儀 (2/3ページ)

常見陽平
常見陽平

 顧客と接点を持つ営業職の服装も変化が見られる。シーズンを問わず、ジャケパンスタイルや、ジャケットすら着ない営業職も現れ始めた。

 服装の自由化は良いことだが、似合うかどうか、周りを不愉快にしないかどうか、信頼を勝ち得るかどうかが大きな論点だ。ラフなスタイルは、コーディネートが楽だとは限らない。

 やや余談だが、最近、大手広告代理店の電通の社員から聞いた話が面白かった。同社の営業職はやや派手目なスーツやネクタイを身につけて仕事をしているというイメージを抱いている方も多いことだろう。ただ、目からウロコだったのは、同社の営業職が身にまとう服は、顧客により決まるとのことだった。メガバンク担当の営業はいまだにダークスーツが中心で、逆にウェブ企業担当の営業はTシャツにデニムという人もいる。ファーストリテイリング担当の営業は全身ユニクロだ。電通魂を感じた。

 ラフなスタイル、楽な服装は結果として、似合わないスタイルを増産することにもつながる。人を見た目だけで判断してはいけないが、とはいえ、見た目をサボって良いわけでもないのだ。くれぐれも言うが、生まれつきの美醜のことを言っているわけではない。ただ、服装は努力できる範囲内のことである。そこで信頼を失うのは損なのだ。

 型を覚える、型にハマるのも手

 では、信頼される服装を身につけるためにはどうすればいいのか。まずは「型」を覚えること、さらには「型」にハマってみてはどうだろうか。

 最近出た本、『世界で闘うためのスーツ戦略』(井本拓海 星海社)が参考になる。著者の井本氏は、国際協力事業に従事しており、25歳からヨーロッパ、中東、アジア、アフリカなどでの業務や駐在を経験。1年の4分の1は海外で仕事をしている。本書は世界で闘うビジネスパーソンのノウハウが惜しげもなく開示された1冊である。

 本書は別に「オシャレ」を礼賛するものではない。ましてや、高いブランド物をすすめるものでもない。逆にまったくお金をかけずにファストファッションだけでオシャレに過ごすことをすすめる本ともちょっと違う。本書は「適切なスーツスタイル」を提唱するものである。これを身に着けなくてはビジネスパーソンとして認められないからだ。

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