働き方

就活解禁、学生内定率は既に5割超内定 企業、優秀人材確保に知恵絞る (3/3ページ)

 企業にとっては離職抑制も課題だ。厚生労働省によると、新入社員の3割は入社3年以内に最初の会社を辞めるという。サッポロビールは12年、先輩社員が入社前の内定者とコミュニケーションする取り組みを開始。他の対策ともあわせ、22.9%あった入社3年後の離職率は昨年末時点で3.5%まで下がっている。

【用語解説】就活ルール

 経団連は学生への会社説明会は3月1日、面接など選考活動は6月1日、内定は10月1日と解禁日を決めた自主的な「就活ルール」を定め、会員企業に順守を求めてきた。しかし経団連に非加盟の外資系企業などが内定を前倒しする採用活動への不満もあり、2020年春入社(今の大学4年生)を最後に廃止される。21年春入社については政府がルールを決定。現行日程の順守を経済界に要請している。

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