働き方ラボ

相手の心を揺さぶれ ビジネスを劇的に進める「殺し文句」を研究せよ (2/4ページ)

常見陽平
常見陽平

 私が出会った殺し文句たち

 私がこれまでに出会った殺し文句をご紹介しよう。主に、ビジネスの現場で出会った言葉たちである。私は不覚にも、心が揺さぶられてしまった。あなたの心は、揺さぶられるだろうか。

 「このクルマは、山道でも、ホテルの前でも似合いますよ」

 →人生初のクルマの買い替え時に。当初、優先度が低かったプジョーのディーラーで。基本、生活の足にしつつ、たまにアウトドアにも出かけるというライフスタイルの話をしたところ、こう口説かれた。思わず購入を決意。

 「誰がいいかなと社内で打ち合わせをしていたときに、常見さんなんてピッタリだねという話になったのですよ」

 →約10年前に転職活動をしていたときのこと。登録していた人材紹介会社から、国内の大手ECサイトを紹介されたときの口説き文句。あとで、誰にでもこう言っていたことが発覚。

 「これから、結婚、出産、住宅購入など、たくさんの幸せが待っています。安心して生活するためには、この生命保険が必要だと思いませんか」

 →社会人1年目の、まだあまり月収が高くない時期に、外資系生命保険会社に転職した先輩から営業を受けた際の一言。それぞれのイベントについて、外国人のモデルによるいかにも幸せそうな写真を見せられつつ、プレゼンされ心が動き、思わず契約。

 「全社員の中から、あなたを選びました」

 →若干の左遷臭のする人事の内示を受けた際の一言。失意のどん底から一気に有頂天になり「俺って、期待されてるんすね」と言ってしまった。その一言をあとで言いふらされ、笑い者になった。最悪。

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