働き方

副業・兼業普及にハードル 労働時間合算など、現行制度の変更難しく (3/3ページ)

 労働時間の管理は、長時間労働を防ぎ労働者の健康を確保するために雇用主の義務として定められている。ある電機メーカー幹部は「社員の健康管理の実効性が最大の課題だ」と指摘。厚労省職員は「下手に緩和すると際限がなくなってしまう。解決策を探すのが難しい」と頭を抱える。

 答申には介護休暇を、時間単位で取得できるようにすべきだとの意見も盛り込まれた。時間単位の取得は以前も検討されたが、労務管理の煩雑化を嫌った経済界が反対し、実現しなかった経緯があり、実現可能性は不透明だ。

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