企業側も配慮を
廣教授によると、新卒社員と企業側の双方に心がけた方が良いことがある。
新卒社員でジムに通ったり、習い事を始めたり、急激に自分を変えようとする人がいるが、それがストレスになるケースもある。廣教授は「社会人になるだけでも大きな環境の変化で、知らないうちに緊張が高まっている。破綻すれば、不調を招く」と強調する。
企業側は研修段階で具合を悪くする人や、普通の人よりストレスに敏感な人を見極める必要がある。「メンタルヘルスの問題が浸透し、本人から訴え出ることも増えてきた」(廣教授)といい、配属の際に申し送りをすることや、上司に指導方法について注意喚起することも大事だという。
今年は異例の10連休を挟んだ。「これから適応していく時期に休みが入り、軌道に乗れない人が出る一方で、心身ともにきつくなる時に一息つけて、不調を取り戻せる人もいる」。廣教授はこう見ている。