また、「金銭教育は小さいときから行うべし」、日本式の薄利多売の商法より、富裕層が好む商品に目を付け高く売る「金持ちからもうけさせてもらう」というユダヤ商人ならではの手法もちりばめられている。
現在の日本は、長時間労働の見直しなど働き方が問われる時代だが、「社会で働くなら、ひとつ事を成すくらいの意気込みや勇気を若者には持ってほしい。そのアイデアと実行力のヒントが本書にはあります」と山崎さん。自分も何かができるんじゃないかと、その気にさせるパワーがある。そんな読後の高揚感も魅力的だ。
藤田田(ふじた・でん) 大正15年、大阪市生まれ。東大法学部在学中に、GHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立し輸入業を手がける。昭和46年、日本マクドナルドを創業し、東京・銀座に1号店をオープンさせ、日本にハンバーガーの食文化を定着させた。