溶解処理など徹底
同社のように創作物の一般公募や「持ち込み」を受け付ける例は別のコンテンツ産業でもみられるが、総じて「盗作騒動」を回避するための危機管理策を講じている。
京アニ作品「響け!ユーフォニアム」の原作小説を出版する宝島社(東京)は、公募で集まった作品は一定期間保存後、溶解処理するなどしている。また、公募時期以外に作品を提出する「持ち込み」は「基本的には断っている」(同社広報担当)という。
新人発掘の手段として漫画作品などの「持ち込み」を受け付ける出版大手「講談社」(東京)の場合、同社広報担当によると、「持ち込み作品の多くは原稿を預かった後に本人にその場で返却する」。「盗作ではないか」と指摘を受けた際は「作者の完全なオリジナルだと丁寧に伝え、理解してもらう」という。
一方、大手アニメ制作会社の「サンライズ」(東京)は、一般からの作品・企画などの提案は受けておらず、作品が一方的に送られてきた場合は「企画制作に関わらない部門の担当者が返送する」(同社担当者)。無用なトラブルを避けるためのリスクヘッジの一環だろう。