話の肖像画

「情報製造小売業」へ、ムダ生まない情報戦略 ファストリ・柳井正氏(4) (1/2ページ)

 無駄を生まない情報戦略

 〈時代に合わせて、常に変化を続けている。平成29年2月には東京・有明の倉庫6階へユニクロ本部を移転し、六本木オフィスから約千人の社員が移動した〉

 縦割りを改めて、小チーム制のフラットな組織による「即断、即決、即実行」で仕事が実践されるようになり、さまざまな分野で目に見える成果が出始めています。

 現代は国境、産業、企業の境目がなくなり、ヒト、モノ、カネ、情報が密接につながるようになりました。ITの発達による情報革命が起こっています。ユニクロの本部を移転し、本格的に「有明プロジェクト」を始動させました。この2年間で、登山でいえば3合目ぐらいまで到達できたのではないかと思っています。

 〈この「有明プロジェクト」で目指している、新たな産業という「情報製造小売業」とは〉

 まず、人が物を買うときに、服もそうですけど、情報を得ますよね。新聞を読んだり、友達から聞いたり、インターネットで調べたり。まず情報から入ります。そして、どこに買いに行くかというのも情報です。だから、情報を全てつながないといけない。どういう服が売れるかという顧客ニーズを含めて情報です。自分たちも情報をいち早く取り入れ、その情報を元に商品を作っていく。作った商品を売る前に、そして売ると同時に、どういう商品を作っているかの情報もお届けしないと。

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