社会・その他

特殊詐欺被害、手口巧妙に 件数大幅減少、和歌山のケースで考える (2/2ページ)

 6~7月には同県岩出市で30代の女性が電子マネー230万円分を複数回にわけて購入させられ、だまし取られる被害があった。

 いずれも巧妙に被害者の不安をあおり、嘘の内容を信じ込ませる悪質な手口。被害者の7割は65歳以上の高齢者だが、今年は30~50代が被害に遭うケースも相次いでおり、若年、中年層も注意が必要という。

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 県警では毎月10日を「特殊詐欺被害防止強化の日」とし、各地で啓発活動に励んでいる。

 今月11日には和歌山市のスーパーで警察官らが啓発用のチラシを配り、買い物客に注意を呼びかけた。チラシを受け取った市内の無職、森武さん(79)は「怪しい電話があっても相手にしないようにしたい」と話していた。

 同課の崎口忠次席は「キャッシュカードは絶対に誰にも渡してはいけないし、お金を請求するはがきやメールが届いても、自分から連絡してはいけない。怪しいなと思ったら、すぐに警察に相談してほしい」としている。

 身に覚えのない不審な電話やはがきなどがきた場合の相談は、最寄りの警察署か電話相談窓口(073・432・0110、♯9110)。

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