CAのここだけの話

“裏技”で空港ラウンジ利用 カードや搭乗ランクに関わらずVIPに寛ぐ方法 (3/3ページ)

笹川沙楓
笹川沙楓

機内に持ち込みたい あったかグッズ

 機内でも快適に過ごせるよう少しだけ工夫しましょう。搭乗の際に私がいつも持参しているものをご紹介します。

 機内には暖かいジャケットを一着持ち込むといいですよ。乗務中によくお客様から「寒いので温度をあげてください」と言われますが、機内の温度が高いと暑さで倒れてしまうため、あえて常に涼しい状態にしているんです。上着を着ても寒い場合はCAに頼んでペットボトルにお湯を入れてもらい、湯たんぽを作ってもらうといいですよ♪ ぐっすり休みたい方にはホットアイマスクもおすすめです。

地元の友人のおすすめ お役立ちグッズ

 少し飛行機酔いしてしまった、目を覚ましたいけど目が開かない…というときのために、タイなどで購入できるミントの香りスティックを携帯しています。タイ人のクルーに長いフライトの時や強い揺れが長く続いた時に勧めてくれたものです。

 また、機内の乾燥で喉が痛くなったときにはスリランカやインドで購入できるサマハン茶(samahan tea)を愛飲しています。さまざまな香辛料が入っており喉の痛みを和らげてくれる上、体がポカポカします。生姜の味が強く比較的飲みやすいです。スリランカの友人に教えてもらい、スリランカに飛ぶ時には必ずそのティーバッグを大人買いしています。

試行錯誤でわかった 飛行機酔い克服法

 お恥ずかしい話ですが、私はCAになる前、酔い止めがないと飛行機に乗れませんでした。CAになってから自分なりに思考錯誤した結果、しっかり食べ、こまめに水分補給することが大事だと分かりました。フライト前に軽食をとり、フライト中は無理せず食べられそうな機内食を食べて、おやつにドライフルーツなどを持参するのもおすすめです!

 いかがでしたでしょうか? 目的地までの時間でさえも快適に過ごすことで旅行がより楽しいものになります。ラウンジもぜひ活用してみてくださいね。

 機内でみなさまにお会いできることを楽しみにしています。Safe flight!

北陸地方出身。中学時に中国、高校時にニュージーランド、大学時にカナダで過ごす。叔父が元パイロットと聞き航空会社に興味を持ち、CAを目指し始める。大学卒業前に中東系航空会社CAとして勤務。入社2年目で現在約50カ国以上飛び周る。SNSで美味しい食べ物や日常を発信。

【CAのここだけの話♪】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら

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