話の肖像画

世襲うまくいかない…息子にはガバナンスを ファストリ・柳井正氏(10) (1/2ページ)

 世襲はうまくいかない

 〈昨年11月の定時株主総会を経て、長男の一海(かずみ)氏、次男の康治(こうじ)氏をそれぞれ取締役に充てた。創業家が監督する体制の強化だが、それに先立つ記者会見では「決して2人が経営者になるということではない」と話し、次期トップとして世襲させる意向はないと説明。一方、自身の去就については「退任することは考えていない。必要とされるうちは仕事をしたい」と述べた〉

 僕は、世襲ではうまくはいかないと思っています。というのは、グローバルの会社をつくらないといけないでしょう。世襲というのは、特にアジアの国で多いですよね。でも、僕らはアジア以外でも事業をしなければいけない。僕は、うちの子供は2人とも優秀だと思っていて、執行役員などと比べても、それ以上の能力があると思う。もし、うちの子供が飛び抜けて優秀ならば社長にします。でも、飛び抜けて優秀ではないんでね。

 〈一海氏はゴールドマン・サックス証券などを経て平成21年に入社し、取締役として「創業家の者として、長期的な視点を持つ」と表明。康治氏は三菱商事などを経て24年に入社し、同じく「創業家の一員として取締役になることの意味を自らに厳しく問う」と抱負を語っている〉

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