経済インサイド

まだまだ厳しい高校生の就活 「1人1社」の“掟”の重圧も (1/3ページ)

 来春卒業見込みの高校生の就職活動が、本番を迎えている。9月5日に企業への応募書類の提出が解禁され、同16日に採用試験が行われた。空前の人手不足の中、大学生だけでなく高校生に向ける企業の獲得意識は高く、「金の卵」の争奪戦が例年以上に激化している。ただ、原則として1人1社しか出願できないといった大卒採用にはない独特のルールは、17、18歳の若者にとっては重荷だ。一方、企業にとっても、社歴が浅かったり、数十年ぶりに高卒採用を再開したりした場合、採用活動の厳しさに直面している。

 高卒ならではのハードル

 印刷業の日経印刷(東京都千代田区)は、来春の高卒見込み者の採用人数を例年の2倍の10人とした。

 同社では、会社を支えてきたベテラン従業員の退職が進み、人手不足感が強まっている。そこに「働き方改革」も追い打ちをかけ、「特定の社員に仕事量が片寄らない対応も必要」(同社人事総務課の明比健治課長)で、採用人数を増やしたい意向だ。とくに高卒入社の社員について、「工場など現場を支えるスペシャリスト」(明比氏)との認識を持つ。

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